なぜ繁栄している商店街は1%しかないのか

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なぜ繁栄している商店街は1%しかないのか

  • 著者名:辻井啓作【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • CCCメディアハウス(2014/01発売)
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  • ISBN:9784484132372

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内容説明

あなたの街の商店街を再生させる“本当の方法”、お教えします。

中目黒、大久保、中野、南堀江、三条通、玉宮通り、上乃裏通り……元気のある街の共通点とは?

<これが実態>
◎活性化事例のほとんどがウソか誇張
◎仮に商店街が活性化しても商店は儲からない
◎「まちづくり」では商店街は再生できない

“元コンサルタント”が本音で語る 現在の商店街活性化施策の限界と新たな提言

目次

第1章 繁栄している商店街は1%だけ
第2章 そもそも「商店街」とは何か
第3章 「まちづくり」を目指した過ち
第4章 それでも商店街の活性化が必要な理由
第5章 商店街の変革―練馬区江古田、広島県呉市の体験から
第6章 商店街はこうすれば活性化できる
第7章 行政と商店主へのメッセージ―今こそ活性化にとりくむ時

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

22
99%はヒマか。商店街はコミュニティなのか。なりふり構わなず、自分だけ儲かればよいのか。利己的な業者は簡単にチェーン店に組み込まれ、結局、丸投げ体質で自助努力をしなくなるのではないか。そんな卑近な例を 知っているだけにエゴな業者はまとまりなどは考えない。自己チューは明白。コアとなる強い店の存在。店自身の魅力で広域から顧客をもつのだ(32頁)。田舎は殿様商売が多いと揶揄されるが、それは顧客が固定されているからということの裏返しか。まちづくりは、そのまま額面通りに受け取れず、これに逃げた業者がいる(89頁)。2014/01/27

yamikin

8
もう20年以上論じられ続けてる商店街活性化問題。筆者によるとこれを解決する方法は一つだけで、それは個々の商店の利益が増えること。コミュニティづくりとか、ソフト面の充実とか、いろいろ言ってるけどそれが一時的な祭りにすぎず、サスティナブルでない限りにおいては「インチキまちづくりコンサル」に金やら税金を踏んどられて終わってしまう。じゃあどうやって商店は利益をあげるのか。これはもう新陳代謝しかない、という。旧店主は不動産オーナーに徹して若者にテナントを貸す。ダメなら撤退。実はそんな潔さが商店街には求められている2014/01/26

今井大介

5
我々が持つ商店街のイメージは商店街そのものではなく商店街組合なのだということ。特に地方郊外商店街の衰退具合は大変だと思うが、実際巨大イオンモールに行ってしまうとその圧倒的な規模と品揃え、安さに中々商店街の意味を見出せない。都心部の商店街は独自性を持てばまだまだ活きる、札幌の狸小路商店街は大盛況である。2017/05/26

Humbaba

5
良い店というのは、その店のみが繁栄するのではなく、周囲の店にも人を引っ張ってくる力がある。そして、その力によって周囲にある店もより魅力的な店へと姿を変える。それ自体は良いことなのだが、そうやって繁栄してことにより地価が上昇し、結果的に自分の首を絞めるということに繋がることもある。2014/08/20

カルシュ

4
まちづくりのメリットを享受できるのは主に市役所と地主である。組合の繁栄を目的ではなく個々の商店の儲けを考える。ひとつ繁盛できる商店ができればそこから波及しお店がお店を呼ぶという状態が望ましい。クリーンアンドセーフティがまず初めに行われ街の清掃や防犯カメラを設置する場合がある。街コンや商店街のみの券を定期的に(補助金使うことも)。 衰退には大規模小売店舗法の関係で、危惧した商店街の賛同によりロードサイドへと追いやった理由もある。その為かここ最近は大規模小売店舗を駅前や商店街に誘致するケースが多い。2020/11/19

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