シェール革命の正体 - ロシアの天然ガスが日本を救う

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シェール革命の正体 - ロシアの天然ガスが日本を救う

  • 著者名:藤和彦
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • PHP研究所(2014/03発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569816067
  • NDC分類:575.59

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内容説明

「シェール革命時代」のプレーヤーが揃った。まずは、石油・天然ガスともに、シェール革命で国内生産が膨大に増え、エネルギー不安から解放されて沸き返るアメリカ。工業化の進展や、国民生活の向上によってエネルギー需要が増大、世界最大のエネルギー輸入国となり、焦る中国。アフリカでのエネルギー開発など、シェール革命の逆風を受け、欧州離れを模索するロシア。そして、シェール革命による世界エネルギー地図の書き換えによって、エネルギー戦略の見直しが必須となる日本。これらの、4大プレイヤーが、これからの時代にどのように動くかを、各々の持つ事情から探った、日本のエネルギー問題のエキスパートによる一冊である。サブタイトルにもあるように、日本の最も取るべき戦略として、ロシアから天然ガスパイプラインをつなぐことを強く勧める。各国の国益が複雑に絡み合う、過渡期である今のエネルギー世界地図を明快に読み解く。

目次

第1章 シェール革命に沸き、「内向き」化する米国<br/>第2章 世界最大の石油輸入国となり、「焦る」中国<br/>第3章 シェール革命の逆風を受け、欧州離れを模索するロシア<br/>第4章 中東の異変、危険が増すシーレーン防衛<br/>第5章 日本はサハリン・パイプラインで天然ガスの時代に活路を見出せ!<br/>第6章 日本はオフショアバランサーとなって難局を乗り切れ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごんちゃん

2
下手なスパイ小説より面白かった。シェール革命だけでなく、石油、天然ガス等々エネルギーを取り巻く近年の国際情勢が網羅されており、お勉強になりました。エネルギー争奪戦は国際紛争の歴史やね。外交、軍事情勢がしっかり解説されてるんで、この著者何者かと思ったら、元経産省のお役人さんでしたか、納得。この本、一冊読んどくと、今後、国際関係ニュースが1.5倍くらい面白く見れるんじゃないかな。面白がってる場合じゃないか。国の命運を左右するエネルギー政策でも、なんだか日本って、ガラパゴってる気がするし・・・。 2015/01/18

0
シェールガスが世界中の産油国と消費国にもたらす影響を包括的に捉えていて、面白かった。先日読んだ本にあったようなマイクロ・ビューでのバラ色ストーリーばかりではなく、マクロ的見地から見て日本にとって難しい局面になるという印象。LNGの輸送にかかるコストのハンディ、米国の内政重視化、台頭する中国などなど。ロシアからのパイプラインがもたらす戦略的利益は理解できるけれど、それに比重を大きく移すのもちょっと怖い気がする。多難な時代は続きそうです。2014/05/11

Soyong

0
読むのに骨が折れたがとても面白かった。もうちょい内容をわかりやすい構成できるんじゃないかと少し思った。この本で地政学に興味。資源の獲得が政治と如何に密接かかわっているかと。その中における日本の立場や役割などを読みながら、日本人の退化を実感。しかし、これから日本の復活。2014/02/08

Great Eagle

0
最近読んだ本の中では最優良本でした。著者は、元通産省のお役人だったせいかエネルギーや国際政治に精通しており、アメリカの内情、中国やロシアの状況も的確に理解したうえで、さて日本はいかにあるべきかという視座を提供してくれていますので、読んで損はない本です。2014/01/09

Miki Shimizu

0
なんか、原発について国民投票するって感じの映画の参考文献リストにあったから買ってみた。ロシアからパイプライン引いて、天然ガスを輸入したらええねんって話。なんか、国際的なパワーバランスというか、難しい話で、まったく読み進まれへんかった。2021/07/31

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