マーガレットコミックスDIGITAL ぼくらのゆくえは

著者名：渡辺カナ【著】

集英社（2014/02発売）

• ISBN：9784088451350

内容説明

朝海雪夫・29歳。人気雑誌で連載経験もある漫画家。現在は、コンビニアルバイター…。　「漫画家辞めます」の一言が言えず、鬱々とした日々を過ごす朝海の隣室に、女優を目指す女子大生が引っ越してくる。彼女の明るさに、朝海は諦めていた漫画を再開するが…!?　朝海の担当編集を描いたスピンオフも収録。　【同時収録】ぼくらのゆくえは another side ～中野井駿一の場合～／親友のミカミくん。／君の空にふる夏のあめ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ソラ]

今回もめちゃくちゃ良かった。その中でも描けなくなってしまった漫画家を描く表題作『ぼくらのゆくえ』、その書けなくなってしまった漫画家のファンであり、現在担当者を描いた『ぼくらのゆくえ中野井編』が白眉。電話の場面は泣かせる

2013/12/01

[英知＠マンガ専用]

全部可愛かった！中野井さんめっちゃ良い人！ミカミくんもだけど、渡辺さんが描く泣き虫男子はみんな可愛い！！最後の清掃部のお話が可愛かった～。七尾とあめちゃんのじれったいやり取りに周りと同じく頑張れってなっちゃったｗ

2014/06/01

[りいか]

友達に借りたのだが、これは絶対に購入する！話はもちろんのこと、帯も素晴らしい。表紙も二人の後ろまで凝っていてすごい。大好きで、頑張ってなれた漫画家。その夢を諦めようとしても、やっぱり見てしまう夢。過去の自分のように、大好きだったものを嫌いになってしまいそうな入花。そんな”いつかの自分”を見捨てる訳がないと言った朝海の言葉に心を打たれた。担当さんの話も良かった。後の二つの話も素敵で人と人が係わり合うことの意味を知った気がした。渡辺さんの作中の言葉は優しく、でも強く心を打つ。それがどこか心地いい。次作も期待！

2014/03/31

[フジ]

初めてな作家さんですが、これは当たりだなぁ。読み切りでどれもよかった。表題作は29歳の売れない漫画家の隣に18歳の少女が引っ越してくるとこから始まるわけですが、夢を追いかけるって楽しいだけじゃないよねーというのを感じさせてくれる作品。次の編集者目線の話は私も働いてからかなりたってるので、かなり共感したなぁ。新人の頃って一生懸命なのに、いつのまにか、妥協点を勝手に見つけて楽したりしちゃうんだよねー。最後実は中野井君も号泣してたことに号泣てす。

2014/01/30

[ぐっち]

漫画家さんと演劇少女、いいコンビですね。２話目の冷めてそうで熱い担当さんの話が一番好きです。３話目おまけの「名言っぽいセリフを言う」も好きです。

2013/12/21