MF文庫J ストライプ・ザ・パンツァー

著者名：為三【著者】/キムラダイスケ【イラスト】

KADOKAWA（2014/03発売）

• ISBN：9784040660844

内容説明

姫川響子は交通事故で瀕死になったところをパンツ型宇宙生命体のストライプに寄生されることで助かった。二週間前に家出した兄の礼二を探していた響子は、記憶喪失だというストライプと協力して互いの“探しもの”を見つけることにするのだが――。審査会騒然のハートフル・ピュアコメディ、堂々＜優秀賞＞を受賞して登場！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[中玉ケビン砂糖]

パンツの形状をした宇宙生命体からの視点というのは、ガチSF畑の人間ならば別段驚くこともないだろうが、それをラノベでやるというのは新鮮味がある。タイトルですでに出落ち感があり、ちょっとエッチなコメディになるのかと思いきや、細やかな心理描写や激しいバトルなどもちゃんと描かれていて良い（ただ主人公である響子の超速理解力には少し違和感）。最近のラノベは、主人公がいわゆる「悟り系」であったり、急に覚醒して「俺ツエー」展開になるものが多いように感じられる（「なろう」系の作品など）。

2014/11/17

[よっち]

パンツ型宇宙人ストライプが交通事故に遭った少女を助け、一体となった二人が、行方不明になっている少女の兄の捜索と、ストライプの記憶を取り戻すために協力するというお話。始めから斜め上な変態ベースで突っ走ってるのに、そこから大真面目に調査したり、異能バトル的な話を展開していくので、ポテンシャルの高さは感じたんですが、個人的にはもう少しメリハリがあっても良かったかなというか、設定の割には突き抜けきれなかった感も若干ありました。ちなみに1月24日に続刊発売予定らしいと、今公式見て気づきました（笑）

2013/12/07

[アウル]

そこそこ面白い。バカバカしくて変態だわー。内容は変態なんだけれども書き方がちょっと真面目な感じがして上手く噛み合ってない気がする。コメディに全振りかツインテールみたく燃える感じにしたらもっと面白くなったかもと思った。とりあえず次巻も購入しようかな。

2013/12/09

[中性色]

ぱんつくった。一言でいえば、しまぱんは正義。しかし肌身離さずな割には、その方面への感想が出ないのは、あくまでライトノベルというゾーニングゆえのことか。それとこの作品の下に恐ろしいところは、キャラ比率でいえば男性キャラの方が多いということ。しかし、あとはなにがあるかなぁ。パンブラ派？

2019/06/08

[サキイカスルメ]

まさかのパンツが主人公、しかも一人称でした。面白かったです。宇宙生命体で記憶喪失のストライプと、行方不明の兄を探す響子のお話。パンティニストとかパンテイマーとか、出てくる用語がバカバカしすぎて吹き出すこと多々。戦うときにパーンしろ！っていうのがシュールだった……。隅々に変態感が溢れていましたが、お話自体は、ヒーロー（パンツだけど）が女の子を助ける展開で熱く面白かった。あとは血の繋がらない兄妹のラブラブはポイント高いです。挿絵も凄かったですが、設定画の竜同院君が凄まじい。さすがキムラダイスケさんです。

2013/12/03