ハヤカワ文庫SF<br> ジャック・リッチーのあの手この手

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ハヤカワ文庫SF
ジャック・リッチーのあの手この手

  • ISBN:9784150018771

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内容説明

〈『このミステリーがすごい!』第1位作家〉の日本オリジナル短篇集。膨大な未訳から編纂者が精選に精選を重ねた23篇はオール初訳で、ミステリ、SF、幻想、ユーモア、青春物等々、幅広く収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

65
『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった話」(原題:The Tiny Wife)と同様、題名の訳し方が上手いなと感じました。中身はオチでくるりとひっくり返るショートショート集。独善的とも言える正義は関係者には邪魔でしかなく、長いものに巻かれることも大切な「寝た子を起こすな」、自殺を止めようとした警官自身が自分のダメダメぶりを暴露して追い込まれる「下ですか?」は「人生、そんなもんだ」と肩を叩きたくなります。それにしても〆である「ダウェンポート」が怖すぎる><;2014/02/28

七色一味

61
読破。読友さんの感想に興味を持って、図書館で借りてみた。この作家さん初めて読むなぁ。アソートパッケージな作品群。結構賛否両論あるようですが、私的には結構「おもしろかった」かな。1編が短いので、ちょっと時間があるときに読めていいな。2014/05/03

ちょろんこ*勉強のため休止中

61
アッと驚くオチが待っている話が多かったです。こじゃれたユーモアが漂っていて、軽いタッチでサクサク読めました。前書き(前口上)からしてワクワク!特にオチがない話でもストーリーの骨格がしっかりしていて、全話ハズレがなく読み応えがありました。「下ですか」「味を隠せ」「最初の客」「三つ目の願いごと」が特に好き(^^♪装丁もナイス!2013/12/07

紅はこべ

40
外れのないジャック・リッチー。まして編訳者が小鷹信光氏ならね。辛い思いをせずに、ミステリを楽しみたい向きにはうってつけの作家です。2014/03/12

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

37
一言で言うならば、粋で洒落たミステリーの詰め合わせといった趣の短編集。どれを読んでも、ひねりが効いていたり、洒落た余韻を残して終わったり、読んでいて、にんまりしてしまった。2015/08/22

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