内容説明
ヨーロッパ旅行に出かける旅行者の観光の目玉といえば、世界遺産。有名な教会や宮殿などが建築された時代の建築様式の基本を知ることで、さらに鑑賞が楽しいものになる。本書では、古代から19世紀までの西洋建築の様式の特徴と魅力を、世界遺産を例に紹介・解説する。登場する世界遺産は、パルテノン神殿、アヤ・ソフィア、シャルトル大聖堂、ケルン大聖堂、サンタ・マリア・デル・フィオーレ聖堂、サン・ピエトロ大聖堂、ヴェルサイユ宮殿、ルーブル美術館新館…など。
※この電子書籍は2013年11月にJTBパブリッシングから発行された図書を画像化したものです。電子書籍化にあたり、一部誌面内容を変更している場合があります
目次
ギリシア建築
ローマ建築
ビザンチン建築
ロマネスク建築
ゴシック建築
ルネサンス建築
バロック建築
古典主義建築
19世紀建築
モダニズムの建築
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那由多
15
外観に重きを置き、建築様式を初心者にも分かりやすく解説してある。門外漢に親切な入門編でした。柱から軒までのまとまりのことをオーダーと呼ぶとか、ドーム式バシリカの複雑で技術的に難しい構造、ファサードの解説などなど、大変興味深い内容ばかりでした。2019/12/08
羽
10
☆☆☆ 西洋の建築物が様式ごとに紹介されている。海外旅行の観光地を決めるために読んだので、細部の構造などの難しい説明は少し飛ばした。フランスのノートルダム大聖堂やシャルトル大聖堂、サントシャペルのステンドグラスが壮麗だった。2015/02/15
chang_ume
3
鈴木博之がJTBから一般啓蒙書を出していた。そこにまず価値ある一冊。実際、JTBのレーベルらしからぬ体系的・網羅的・専門的な解説に、世界遺産目当ての読者は面食らったのではなかろうか。とりわけ本書前半のギリシャ・ローマ・ビザンチンからロマネスク・ゴシックを経て、ルネサンス・バロックに至る章立ては、改めて理解が整理されるところ大です。ただ「古典主義」の章はおそらく通説的解釈からやや外れる内容で、ちょっと理解がノッキングする感じ(正直よくわからなかった)。リヴァイヴァルを画期とする様式区分では駄目だったのかな。2019/01/18
さとう
2
建築にちょっと興味があるけど初心者…くらいの私はちょうどよかった。このくらいの本他にも読もう。2016/10/13
刻猫
1
参考になる。どのように美しいかを語るために。2014/02/01