文春文庫<br> ブック・ジャングル

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¥693
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文春文庫
ブック・ジャングル

  • 著者名:石持浅海
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 文藝春秋(2014/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167838850

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内容説明

逃げろ!! 凶暴ヘリから。獰猛な殺意から。閉鎖された市立図書館が戦場と化した――。
沖野国明は昆虫学のフィールドワークからの帰国後、思い出の場所、市立図書館が閉鎖されたことを知る。見納めのため友人と深夜の図書館に忍び込み、高校を卒業したての女子三人組に出会う。そして彼ら不法侵入者達にとって予期せぬ苛酷な一夜が幕を開けた――。姿を見せぬ襲撃者の目的は何なのか? 閉鎖状況に追い込まれた人間達の心理を描いて秀逸な書き手が、“真夜中の図書館”という閉鎖空間に挑戦。恐怖と緊迫感が炸裂する強力長編!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Satomi

59
忍び込んだ図書館で謎の攻撃が…!?ラジコンヘリが突如として男女5人に襲いかかる~!!閉鎖空間、ラジコンを操縦する敵はすぐ近くにいるはずなのに姿は見えない。いったいなぜ!?!? なんだろうなー、ぶっ飛んだ設定で面白いんだけど、イマイチ乗り切れない、何かが足りない…。ラジコンヘリに毒針って...それで死んじゃうの??理解出来ないのはラジコンヘリをちゃんと見たことがないからという事にしよう…。2016/01/17

りょうこ

53
本好きにとって図書館や本屋さんが舞台になってる話はついつい手を出したくなるシチュエーション。大雑把に悪くはなかった。細かい矛盾点...と言うのか?都合よすぎる展開と言うのか..?よくわからないモヤモヤはとりあえず横に置いといて、ゲーム感覚で敵からの回避や戦闘を感覚的に楽しめればまぁまぁな1冊。誰かの感想にもあったが貴志祐介さんの『雀蜂』が思い出される。うむ。悪くはない(笑)そして嫌いではない(笑)ある意味とても印象に残る1冊。2014/09/17

rio

39
閉館した図書館に忍び込んだ男女5名が、突如ラジコンヘリの襲撃に襲われるパニックホラー。図書館とラジコンヘリという異色のコラボに意外性があり、追う側としてラジコンヘリを選んだ着眼点が面白いと思います。ただし実際には起こり得ない状況への違和感と、犯人の意図に共感できず物足りなさも残りました。それでも攻防戦に対する緊迫感は十分にあるので、娯楽小説として楽しめると思います。2014/04/09

ジンベエ親分

38
閉鎖された夜の図書館で起きるサバイバルサスペンス。別々の目的で侵入した3人の女子高生と2人の若い男が、ラジコンヘリで襲撃される。設定はなかなか凝っていて、確かに緊迫する。理屈っぽい石持作品の中でシンプルなサスペンス(作者は"冒険小説"と呼んでいる)は異色に思えるが、この襲撃方法とそれを見破っての防御方法、さらにその裏をかいた襲撃方法、という攻防は石持作品らしい。犯人の動機が納得しがたいのも石持作品らしい(笑) まあ、それはともかく、閉鎖空間での攻防は緊迫感たっぷりで、十分楽しめた。2017/12/17

したっぱ店員

32
閉鎖された図書館でのラジコンヘリを操る見えない敵との戦いの描写は面白かったが、それに至る動機とかがまあ納得いかない。でもきっと作者さんもバトルが描きたかったんだと思うし、そこが楽しめたからまあいいか。こちらのレビューで「雀蜂」と似てるとの意見を見て膝を打った。まさにおっしゃる通り!読後感も・・(汗 )2014/09/22

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