50歳からの勉強法

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50歳からの勉強法

  • 著者名:童門冬二
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • サンマーク出版(2014/04発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784763133366

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内容説明

孔子は「40歳にして不惑」「50歳にして天命を知る」と言っています。
確かに人生を「起」「承」「転」「結」と4つに区切れば
50歳は既に己の行く道筋をはっきりと頭に描き、死という終わりに備える「結」に入る年齢なのかもしれません。
しかし、人生が80年以上になった今、童門先生は「もはや人間の一生に『結』などない。あるのは『転』だけだ」とおっしゃいます。
逆に50歳は新しい境地を追い求める転変への分岐点になりえるというのです。
実際、代表作となった歴史小説『小説 上杉鷹山』を上梓されたのは
都庁勤務というサラリーマン生活に51歳で終止符を打ち、作家活動に専念された後、56歳の時なのです。

そして、「起承転転」の日々を支えるのは知識や教養を高めるための「勉強」であると先生はおっしゃいます。
この本にはその「勉強」をどのような態度でどういうふうに行っていけばよいのかが書いてあります。50代からに焦点を当てた童門式勉強法です。
しかし、その方法論、生きる姿勢はあらゆる年齢の方々にも参考になります。
若い方々にも是非読んで頂きたい1冊です。

*目次より

「死して朽ちない」ために何を学ぶか
死ぬまで未熟、未完な「起承転々」の人生
型にとらわれない自分流の学び方でいい
「眠らなくてはいけない」という拘束感から解放されよ
頭をやわらかく、心をゆたかにする思考法
人生の余白を広げる学び方
「終身現役、一生勉強」の生き方を貫く
知識と行動を並立させる「楕円思想」をもて
やるべきときに自分の「やる気」に相談するな
主体性と協調性が並立する「握り飯」型人間であれ
異見こそ尊重せよ――単眼を複眼に変えるもの
世界の破滅を前にリンゴを植える静かな覚悟をもつ

目次

プロローグ 「死して朽ちない」ために何を学ぶか(死ぬまで未熟、未完な「起承転々」の人生… 死して朽ちないために必要な「学び」という心棒 ほか)
第1章 柔軟で、型にはまらない勉強法(ゆっくり学ぶことは深く学ぶこと 型にとらわれない自分流の学び方でいい ほか)
第2章 頭をやわらかく、心をゆたかにする思考法(知識と行動を並立させる「楕円思想」をもて 複数作業の同時進行が時間の中身を濃くする ほか)
第3章 人生の余白を広げる学び方(役所文書から会得した「わかりやすい」文章 「あの人のためなら」と思わせる人格的説得力を備えよ ほか)
第4章 「終身現役、一生勉強」の生き方を貫く(「何のために書くか」を教えてくれた作家 短く、わかりやすい文章で人を喜ばせたい ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

80
今年初読み本。再読ではあるものの、再び購入し昨年積んでいた一冊。特に何をしろという勉強内容の具体性はなし。ただ、どう50歳から生きていくべきかを生涯勉強としながら書いてある。童門先生は50迄都の職員として勤務されていて、僕は公務員ではないがそれが効いているのかも。失礼ながら意外によくこの本の事を思い出すので、今年50になる自分の為に、そして手元に置くために改めて購入。自分の日常的に考えている事に沿う指南書はそうあるものではない。なお、50歳と言うのは人生の貸借対照表の清算を行う時期になると言う事である。2023/01/02

あすなろ

66
童門氏の人生信条は、起承転々だそうである。そんな童門さんの勉強法を軸としたライフ観エッセイ。行きつけの古本屋で手にした一冊でなかなか良き一冊。ゆっくりとワインの澱の様に体得されたものを大事に積み重ねていく。人は読書で言えば乱読の時期を若かりし頃にすべきで50歳からはそれの積み重ねすべし。その他、独り思索に耽る三畳半の勧めや時限蒸発等。つまり、家でも仕事場でもない喫茶店や居酒屋やバーでの独り時間。スケジュールから意図的に隔離した自由時間の大切さ。そして童門氏イメージと相違する海外ミステリーの勧め。面白い一冊2020/02/16

セウテス

65
勉強法というよりも、作者の経験談として興味深く読める。表題年齢は過ぎてしまったが、自分の考え方に取り入れるというより、若い世代にどの様な表現にて伝えるのかを考えられた。最近はどうにも、私の周辺にいる若い世代の考え方に共感出来ない事が、多くなってきたと思う。なんとか違いを説明をするのだが、どうやら相手方は納得して理解したとは感じない。この様に考えると良いのか、この言葉をつかって説明しようかと刺激を受けた。生涯勉強、私の場合は生涯読書で通そうとは決めているが、今回話し方の研鑽が書き方の上達にも繋がると学んだ。2017/12/18

こも 零細企業営業

25
勉強方法を列挙してるわけじゃ無かったけど、物事の考え方が参考になった。複眼にするのは難しいな。。2020/10/03

はなすけ

20
ライフスタイルが違うから当てはまらないところもあり、それは著者が言うように「思い切って読み捨てる部分」でもあるかな、と。 時間は作るもの、やりたいことをやる前にやりたいかどうか考えない(だったかな?)みたいなことは「そうだよな!」と納得。一般的に言われてることなのだけど、この本を読むことで自分の中に落とし込めた。 勉強したい=好奇心を失わない。人生を楽しくするポイントはそこかな。2021/04/07

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