失敗屋ファーザー

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失敗屋ファーザー

  • 著者名:樋口卓治【著】
  • 価格 ¥1,353(本体¥1,230)
  • 講談社(2015/01発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062185196

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内容説明

「ぼくの娘を取らないでください!」 突如届いた「お父さん検定」。1ヵ月以内にクリアしないと、親権を剥奪される! 派遣先で失敗を繰り返す“失敗屋”の一郎は、娘を守りきることができるのか?世の中のお父さんは、こういうことで悩んでいる……かも?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むぎじる

36
娘の清江が4歳の時に妻を亡くし、それから一郎は娘と2人暮らし。一郎の欠点に目を付けた派遣会社の社長が考えた、その名も「失敗屋」として働いている。ある日、一郎のもとに差出人不明の手紙が届く。内容は、この時点から始まっている”お父さん検定”を受けなければならないこと。合格しなければ、親権をはく奪するというもの。職業は「失敗」することだけど、「成功」しなければ娘との生活を奪われる・・・奮闘する一郎がほほえましく、応援しながら読み進められた。失敗を恐れず真剣に向き合ったことは、きっと特別な自分の心の糧になる。2014/03/19

coco

34
女子高生の娘と二人で暮らす細野一郎、ある日「お父さん検定」を受けることになる。合格するため色々悩み考え、てんやわんや。父娘の関係の変化に思わず笑みがこぼれる。「失敗屋」という仕事の発想がおもしろかった。失敗屋のお話をもっと読みたかったけど、ほっこりする物語でとても読みやすかった。2014/06/23

けんとまん1007

31
二つの物語が、同時進行のような形で進んでいく。それぞれでの顔があって、やがて。。。失敗屋、こんな職業はないかもしれないけど、こういう場面はあるのかもしれないなあ~。でも、現実は、そういうことを許容できないのかもとも。一方で、父と娘の関係。なるほどなるほどと思いつつも、うちはどうだろうか。まあ、オチは最初のほうで予想できるよなあ~。2016/11/16

28
タイトル借り、初読みの作家さん。さくさくと♪失敗は成功のもとってのもあるが、失敗屋さんは上手すぎる、真似できたらイイな。お父さん検定ならぬ、飼主検定とか、妻検定とか不合格の自信ありだわ^^;2016/12/29

雑木林太郎

28
都合よすぎる展開と、臭いセリフなどが鼻について、最後まで読み進めるのは困難だと思った。が、途中からその臭さにも慣れたせいかなんとか読了。苦しんで読み終えた本のわりに、面白い話だったというのが率直な感想。「失敗屋」という設定が目新しくて最後まで興味がうせなかったからかな。2015/05/14

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