日本電産 永守重信、世界一への方程式

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日本電産 永守重信、世界一への方程式

  • 著者名:田村賢司【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 日経BP(2015/06発売)
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  • ISBN:9784822274283

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内容説明

2013年3月決算で日本電産は前期比80%減という大幅な減益に沈みました。パソコンからスマートフォンやタブレット端末に消費者の需要が移る中で、同社を支えるハードディスク駆動装置用精密モーターの需要が急減、その直撃を受けたことが大きな要因でした。

ところが、半年後の2014年3月期中間決算でV字回復、華麗な復活を遂げています。その背景にあったのは、肉体改造とも言える強烈な事業改革です。大幅な事業の落ち込みを奇貨として、精密モーター中心、国内中心だった事業構造を大きく見直して世界一体経営に踏み切りました。

本書では、製造業の中で勝ち組と位置付けられている日本電産の競争力と、危機のたびに経営を進化させてきたその強みを分析しました。さらに、超ワンマンで名高い永守重信社長が69歳にしてマネジメントスタイルを変えつつあることもつぶさに描き、永守重信という稀代の経営者の本質にも迫りました。
永守社長の経営論としてはもちろんのこと、M&Aを成功に導く教科書として、あるいは平凡な人材を考える人材に変える実践的人材育成論としても読むことができます。

目次

第1章 「もう残尿感なし。絞りきった!」―創業40年、大減益からのリスタート
第2章 「ハードワーキングやぁ」―無理を通して道理に変える人間力
第3章 「固定費を絞り尽くせ!」―ダメ企業の甘えを壊す組織再建力
第4章 「どんな3流も1流にできる」―眠れる力を呼び起こす人間改造力
第5章 「先のことが不安で仕方ないんや」―小心に裏打ちされた想像力
第6章 「買収後、即座に思惑通り動かせる」―大胆に組織を変える転換力
第7章 「数字へのこだわりが企業を磨く」―M&Aを支える市場対話力
第8章 「死ぬまで日本電産の面倒を見る!」―69歳で変わり続ける成長力

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitsu44

9
2010年代の事業ポートフォリオの転換と海外M&Aの話が興味深かった。2017/07/28

舟江

3
永守重信氏は2~3日前に新聞で引退し、会長職に退いた報道があったが、まだこんな内容の本があったのかと驚かされた、まるで電通の鬼の十則のような内容。中小企業のおっちゃんじゃあるまいし。まあ恥も外聞もなくやってこれたので今があるのだとは思うが…。2018/02/17

きよ

3
ファイナンスの勉強をしてM&Aに興味を持ったので、日本電産の本でも読むかと買った本。内容は日本電産の概要でした。EBITDAの10倍のM&Aはやらない、将来をみこした事業ポートフォリオを描く、徹底的なコスト削減、買収先の経営者は残す、合併はしない方針。などなど、理論からじゃなくて、経験から生まれた経営思想には圧倒的な創業者の迫力があります。これだけ明確な組織文化があれば、好きか嫌いかが綺麗に分かれるで、確かに動きやすいんでしょうね。強い組織とは何かを垣間見れました。2014/04/28

☆ツイテル☆

2
フライヤー2021/09/04

yuki_business

2
永守重信氏の経営者としての根幹は二面性にあるのではないか。永守イズムという揺るがぬ哲学がある一方、環境にあわせた柔軟な変化を常に取り入れている。大胆なM&Aの裏には、自身を小心者と分析するほどの入念な準備がなされている。このように異なる面を持ち合わせることにより、経営者として成功することができたのではないかと思われる。2014/12/22

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