メディアワークス文庫<br> 彼女と僕の伝奇的学問(3)

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メディアワークス文庫
彼女と僕の伝奇的学問(3)

  • 著者名:水沢あきと【著者】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • KADOKAWA(2015/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048661461

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内容説明

明応大学民間伝承研究会の仲間、早池峰雪希が突如大学を去った。しかもその直後、彼女の妹を名乗る少女・氷雨から『姉を助けてほしい』という連絡が入り、残された啓介たち研究会メンバーは、一路彼女の実家である岩手県は遠野……著・柳田國男『遠野物語』の舞台となった民俗学の聖地と呼べる地に向かった。 しかし雪に阻まれながらたどり着いたその場所で、雪希は謎の集団から『ワラシ様』と呼ばれ、まるで新興宗教の教祖のように崇められており、こちらからの呼びかけにも応えはしない。メンバーは何とか彼女から事情を聞くべく行動を開始するが、彼らのまわりで奇妙な現象が起こり始め――!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hnzwd

25
シリーズ第三弾。今までは何度もピンチを救ってきた早池峰さんが大ピンチに。ミステリ部分をそれほど推している作品ではなかったですが、、、今作でついに決別か。2013/11/22

dr2006

24
民俗学や文化人類学といったアカデミックな背景に立ち、土着信仰がほぼ宗教化した民族伝承みたいな怪しげなテーマを扱うわりに本作は、ラノベ的な味付けによってミステリーとファンタジー要素が散りばめられることで、非常に読み易くなっている。遠野物語の一部を作中に紹介しモチーフに水沢さん的なアレンジしているところが読みどころだ。そう言いながら、自分は民話逸話の説話集と言われる遠野物語自体を読んだことがないので(汗)、一度、原作を通しで読みたいと思った。2016/07/01

zaki

16
今回は雪希がメインのお話でした。冒頭でいきなり雪希が学校をやめてしまうというハプニングが起き,雪希を助けて欲しいという女性も登場し雪希を助けに行くことに。謎が多く読んでいく事に新たな謎が出てくるといった感じでした。なので、読んでいて全然飽きが来なくて面白かったですね。最後は結局謎を残したまま終わってしまったのは少しモヤモヤするところではありますね。あと,今回は七海と桜花との進展が特になくてもっと恋愛要素があってもよかったなと思いました。2013/11/01

のいじぃ

14
読了。雪希の遠野物語。少し趣きが変わったかと思いきや、サークルの魅力のなさと展開、ぶつ切りの結末は同じでした。このシリーズは何を語りたいのか良く分かりません。サークル活動と恋愛模様、伝奇や伝承、科学とオカルト、それぞれ掘り下げる寸前でそれまで主題にしていたものを都合よく他へ転換させてしまうので、消化不良を起こしてしまいます。登場人物 たちも仲間だと言う割にはお互いの距離が遠く、親しみを感じさせない低空飛行な会話が多いのもどうかと思いました。伏線の張り方も上手いとは言い難く、ミステリとしてもイマイチでした。2014/01/18

マカ

13
シリーズ第3弾。今回は影の主役・雪希がピンチに!!雪希があそこまでしなきゃいけなかったのか・・・いささか疑問。なんとなく上手く収めました感が半端ない。全然スッキリしないまま終わった。楓が卒業しちゃったけど、今後どうなるんだろうか?正直、楓がいないサークルが成立するのか心配だ(笑)2013/11/27

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