MF文庫J 救世主の命題（テーゼ） 2

著者名：今井楓人

KADOKAWA（2014/01発売）

• ISBN：9784040660370

内容説明

第一の命題（テーゼ）を得た歩に課された次なる命題は、最悪に相性の悪い同級生、芹乃と恋人になること！「嫌だね。つか、絶対無理。ありえねー！」しかし……滅びの道を進む地球を救うにはそれしか道はないと、不思議な少女・ルーメはたんたんと歩と芹乃をくっつけようとして……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[シュエパイ]

待ってましたな続きのお話。敵対って、こんな風に物語が進むんだ。魂の葛藤、何だか良いモノローグでした。憧憬の少女との会話が、少しちくりと刺してくるようで。これ、次ぎの巻ももっと胸が痛むんだろうなぁ・・・。このお話、何だかとっても好きな雰囲気なので、はやく次の聖域を読みたいのです。なんとなく、いじめられてたあのこかな・・・？

2013/10/27

[光心]

前巻も思ったけど、今井先生は恋物語を書くのがうますぎる気がするw 今巻は”敵対”こと芹乃ちゃんとの恋のお話です。最初はもうコイツだけは絶対に無理！と言っていたのに、次第に惹かれあう二人。相性最悪、だったのは互いに素直になれなかったから。素直な気持ちで心を通わせて、愛おしい存在に互いになることができた。だけれど、その思い出は消えてしまう……結末は見えているはずなのに心が痛みました。人を本当に好きになるって、こういうことなんだなぁとこの巻でも感じました。 このシリーズは最後まで追いかけたいと思います！

2013/11/22

[サキイカスルメ]

ツンデレ攻略はいいですよね、わかります（え）黒魔術にハマっていてオタクで根暗で卑屈な主人公歩が、女の子を攻略して世界を救っていくお話2巻。ギャルゲーの主人公のみ記憶引き継ぎと理解して頂ければ。ただ、女の子と恋に落ちる過程がとても丁寧で、それだけに最後の方はやっぱり本当に胸が痛くなりますね。お友達のひよりちゃん可愛いよ、ひよりちゃん。もちろん今回のヒロイン芹乃もツンデ可愛かったですが。面白かったです。女の子の可愛さを堪能できるシリーズだなぁ、と。前回あった次回予告がなかったのが不穏ですが、続き待ってます。

2013/10/29

[とめこ]

凄く面白かった！今回は「敵対」のテーゼである芹乃のお話。１巻もかなり面白かったけど、それを更に上回る面白さでした。とにかく芹乃がかわいい…！歩と芹乃がお互いに惹かれあう過程がとても丁寧に描写されていて良かった。読んでるこっちがもじもじするレベルで甘酸っぱい！作業的に女の子を攻略するんじゃなくて、ちゃんと相手も歩も一生懸命恋をしているのが素晴らしい。だからこそ最後の展開がひどく切ないんだけども…。歩もデートの失敗を反省して勉強したりと、色んな面で成長が見られて良かったです。はー…次の巻で最後なのが悲しい。

2016/11/16

[おいすー＠財布の中身カラッポちゃん]

１巻に引き続き読了。 ２巻は１巻のあとがきで言っていた子ですね。 前回で少し成長した（と思われる）主人公ですが、今回その成長っぷりを見せてくれるのかと思いきやそうでもなく、序盤はやはりヘタレっぷりを見せつけてきます。ですが中盤以降からはカッコいいとこ見せてくれますよ。 ２巻の感想を一言でいうなら、芹ちゃんかわいい。以上です。芹ちゃんのデレっぷりを堪能できる内容でした。 ３巻も楽しみです。 ところで前回はヒロイン張ったはるるんが表紙なのに、どうして今回はそうじゃなかったんでしょう？

2013/10/26