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内容説明
橘廉太郎と弦次郎は年子で同じ学年の高校一年。二人は子どもの頃習っていたバイオリンのせいで、仲がぎくしゃくしてしまっていた。バイオリンを愛する弟より兄のほうがコンクールの成績が良かったからだ。 弟の気持ちを感じバイオリンをやめた兄はその後淡々とした学校生活を送っていたが、ある日スパニッシュギターに出会い初めて心を動かされる。兄はギター、弟はバイオリン。『ビートキッズ』の風野潮氏による、音楽青春小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白雪ちょこ
14
本編であるフィギュアスケートの、スピンオフ作品。 今回は、バイオリニストを目指している兄弟が主人公。 相変わらずの関西弁で、登場人物も多く、初めて読む人はかなりごちゃごちゃして、わかりづらいかも。 兄弟というよりは、ほんのりとBLチックな雰囲気にも書かれていた。 苦手な人は、ここで脱力してしまうかも。 この兄弟以外にも、家族である考ちゃんといった、家族のことに関する視点も描かれていて、バイオリンがというより、家族の関係性の方が書かれている。 終わりが、兄弟ではなく考ちゃんに当てているところが残念。2024/12/15
はるき
13
大らかな関西弁が良い感じ。同学年の兄弟による微妙につかず離れずの距離感が良いね。お互いに意識しつつ、気にならないふり。好きとか嫌いではない、それが兄弟。面白かった。2015/10/18
のこ
12
何事も器用にこなす兄・廉太郎。不器用ながらも一心に取り組む弟・弦太郎。お互いのことには干渉しないルールが、同じ高校に通うようになってから変化を見せる。■レントゲン=廉と弦、+レントゲン写真のように自分の心を相手に見せられればいいのにという気持ち。兄弟の絆…むしろ愛がすごかったです。最後の本音言い合うところでぐっと熱くなり、その後の3年分のちょっかいで微笑ましくなりました。葵君と輪君も良かったなぁ。しかしなんというイケメンパラダイス■孝ちゃんと桜井先生の話をもっと掘り下げてほしかったのが唯一の心残りです。2013/12/29
杏子
9
『クリスタル エッジ』のスピンオフ作品ということで借りてみたが… どうもあっちこっち、とっちらかっている印象が強く、いまいち話に入り込めなかった。タイトルの『レントゲン』の語呂合わせにも読み終わってから気づくし…。後半部の兄弟間の確執に絡んで、レントゲンのようにはっきり写ったら…ってことだったが。ちょっと遠すぎてピンとこない感じだった。レンとゲンの音楽に対する取り組みも、兄弟間の問題を描くための道具的扱いでしかなくて。クライマックスの文化祭の描写だけが唐突だった。残念…2014/05/10
ひまわり
7
『クリスタルエッジ』では脇役だった橘君が今回は主役。双子…ではないが同学年の兄弟との話。私は本編の3作よりこちらの話の方が好きです♪2014/05/12
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