内容説明
「盟約に従い、王都に来てもらおう」
最凶最悪の仙女・女禍に間違われてしまった少女・小鈴。彼女は、仙人の郷にやってきた冷淡な青年文官の亮孔に、無理やり契約の印を刻まれてしまう。しかも、皇位継承権を持つ香蘭公主のために、離宮で働くことになってしまって……。常に暗殺の危険にさらされている公主のそばで、人違いで実力もないのに、どうしたらいいの!?
誤解からはじまる、堅物青年と気弱な仙女の中華風ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
最凶最悪の仙女・女禍の娘・小鈴は、仙人の郷にやってきた青年文官の亮孔に母親と間違われたまま無理やり契約の印を刻まれ、皇位継承権を持つ香蘭公主のために、離宮で働くことになってしまう物語。母親ほどの力はないのに引っ込み思案で誤解されたままの小鈴。常に暗殺の危機にさらされている公主。誤解こそようやく解けたものの権力争いに巻き込まれてゆく小鈴が、亮孔の危機に奮闘するあたりにその成長を感じましたが、いかんせん公主にインパクトがありすぎておいしいところを持って行かれましたね(苦笑)なかなか悪くない結末ではありました。2016/12/05
空猫
20
仙人・道士や呪や符やらの設定の十分の一も生かさず,五分の一も消化せずという感じ。習作というより完成してない設定資料集のようなもの。2017/04/22
しましまこ
13
前半が惜しい!続編出たら買いです。2015/04/26
なつき
11
仙女・女禍の一人娘でその真名を継いだために呪縛されてしまったヒロイン。一度死んだために成長しないままの公主のもとで働くことになるが…。ヒロインは顔面高飛車内面リリカル、ヒーローは有能なのかドジなのか残念な感じ。一番おいしいところは公主様がもっていって、主人公の活躍がやや薄味なのが残念。設定は好きだし、続編が出たら読みたい。2016/05/27
dorimusi
10
ストーリーは何というか普通で、なぜか連れていかれた先でもめ事解決して終わる感じ。主人公と連れに来た男との少しずつの交流だけを見ればまぁ普通に読める。主人公のおどおどした性格は好き嫌い分かれると思うし個人的にはあんまりだったけど。それよりも公主のキョンシー設定とか、そんな存在が東宮とかの世界観設定が意味わからず、明らかに将来問題になるだろうし何時そっちの話しになるのか気にしてたらそのまま終わった。うーん。なんだこれ?2025/03/09