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内容説明
永平寺での3年間の修行を経て、現在はベルリンを拠点に禅の教えを発信している若き僧侶・星覚さんが、ストレスフルな現代社会で軽やかに生きる智慧について考えます。禅はまず身体への気づきから。身体が変われば所作が変わり、所作が変われば姿勢が変わり、姿勢が変われば習慣が変わり、習慣が変われば生活が変わり、そして人生が変わる。巻末のお勧め坐禅道場も参考に、ぜひ760年続いてきた「型」に身を委ねてみてください。
目次
1 身体をととのえる(五感がひらく体験 美しいとは何か 身体をまっすぐにする ほか)
2 暮らしをととのえる(なんでそんなに掃除するの? 廻廊掃除 私が好きな掃除の時間 ほか)
3 心をととのえる(欲をコントロールする 執着を捨てる四つの智慧 食事の席で試してみたら ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜郎自大
10
坐禅は実践の作法である。無とはなんだ、どうしたら無になるんだ、坐禅の方法は、とか考えずに自分で坐ってみて脳ではなく五感で感じること、そこから湧き上がってくる自意識が大事だ、ということなのだろうか。 調える、という所作は非常に大事だと思う。内なる自分、身体状態を五感を通して感じ取ってみる、という事が自分の日々の生活を充実させ、人生に行く先を照らしてくれるのではなかろうか。2019/08/29
ひめぴょん
5
著者が永平寺、天龍寺の修行や下山後のことや海外で経験したこと、感じたことを書かれています。欲のない無の気持ちでいるときにこそ、いろいろなことが引き寄せられてくる経験談はただそのタイミングが偶然だったにせよ 「あるある話」だと感じました。以下は文中引用とミニ感想です。緊張を取り除くたった一つの方法が“気づくこと”。その存在をはっきりと意識する。緊張の場所に気づく。→自分というものを俯瞰してみて、「気づく」ことができれば、緊張は去っていくと思います。坐禅中は身体の音が聴こえる。→静寂した状況ですと、身体の音、2021/12/22
qsan
5
永平寺で修行して現在はベルリンで禅の普及活動をしている著者が、分かり易く禅について述べています。禅とは、精神的なものだと思っていましたが、正しい姿勢や等により身体的に効果を及ぼす側面もある、ということ知りました。もう少し禅について勉強してみたいと思わされる一冊でした。2014/02/03
りこりり
4
良書です。2023/06/03
Mariko
4
読んでやった気になるのはいかんですね。2014/02/02