新潮新書<br> 「いいね!」が社会を破壊する

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新潮新書
「いいね!」が社会を破壊する

  • 著者名:楡周平【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2014/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106105425

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内容説明

すべてのモノと情報が、ネットのプラットフォーマーに呑み込まれていく。「いいね!」をクリックするたびに、われわれは知らず知らず、自分の首を絞めているのではないか? より快適な、より便利な生活を追い求め、「無駄」の排除を続けた果てに生まれるのは、皮肉にも人間そのものが「無駄」になる社会……。ネットの進化が実社会にもたらすインパクトを、「ビジネスモデル小説」の第一人者が冷徹に見据える。

目次

第1章 超優良企業はなぜ潰れたのか(一つの産業が丸ごと消えた ビジネスモデルが確立されすぎていた ほか)
第2章 素早く動き、破壊せよ!(中小書店を駆逐したアマゾン 二大大型書店も苦境に ほか)
第3章 便利の追求が雇用を奪う(自分のクビを締める者に拍手喝采 すべては人手を減らす方向へ ほか)
第4章 「いいね!」ほど怖いものはない(3Dプリンターの衝撃 「物」がマシーンに飲み込まれていく ほか)
第5章 勝者なき世界(若い世代が未来の展望を描けない 住宅と子供が人生のリスクに ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

89
スマホ1つで電話、メール、音楽、読書、ニュース、地図、辞書、ゲーム、検索何でもできる。その陰にフィルム産業やCDショップ、書店などは衰退していく。そして新しい産業はあまり人を必要としない。精密部分などはロボットが作り、組み立て部分も人件費の安い海外に流れて行ったりする。若者の雇用の場は減る一方。手軽で便利なことが社会を破壊する。と言う私も本は図書館利用だし、買うとしても書店よりアマゾン。CDを買わずにyou tubeで音楽を聴いていたりするんだから、業界の衰退に加担していることになる。2014/02/05

再び読書

61
ネット社会の本来持っているリスクがわかり、知らない事が多く勉強になる。利便性と共に個人情報の流出が裏で進行している。グーグル、フェイスブックという企業が総体の意思として、情報の悪用を考えているわけでは無いと思うが、個人の悪用迄はコントロールできないと思う。個人的にはスマホは時間潰しには良いと思うが、ずっとこれを操作しているのは勿体無いと感じる。これからの世の中はどう推移していくのか、怖くなる内容が印象的だ。しかし、もう人はスマホ無しの生活には戻れない。上手く付き合いたいと今更ながら感じる!2017/10/31

やっち@カープ女子

52
タイトルが大げさ。Facebookでいいね!をいつもしているけど、温かい気持ちになれるしやっぱり便利だし社会は破滅しないと思う(笑)確かにネットに頼りきってはいけないし人の手は絶対に必要だと言うことはわかってるから今日もナイス☆笑2015/05/28

シャトル

50
デジタルツール、デジタルコンテンツ、インターネットの普及でホント便利な世の中になった。便利さの代償として背負った負のスパイラルが次々と書き示されており暗い気持ちになってしまいました。Amazon、Google、Apple、Facebook、LINEなどお馴染みの企業を例にあげているので、説得力は抜群です。2014/06/15読了2014/06/15

saba

47
イノベーションの波は凄まじい破壊力を持つ。インターネットの発達によって利便性が高まる社会にその一方では雇用は縮小、商店街はシャッター通りとなるなど弊害も決して小さくない。ネット社会の未来に対する警鐘が中心の内容。技術革新によって自動化が進み労働力が不要になり、お先真っ暗だと説明される。問題点の警鐘のみで解答がなく消化不良な感じ。2014/05/01

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