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内容説明
七色に輝くシリウス、ウインクをするカシオペア……何億光年も離れた星々が、語りかけてくれる瞬間の素晴らしさはたとえようもありません。星々もまた生死を繰りかえしていきますが、その一生は長く、夜空には悠久の時が流れています。星々の時間に触れると、日々の生活とは、また違った時間軸を持てるようになります。どんな都市の上空にも、星空は広がっています。さあ、星の声に耳をすませてみませんか。
目次
第1章 星と対話する
第2章 宇宙の果てに、思いをはせる
第3章 自分の「好き」を認める
第4章 天文学の道を選ぶ
第5章 天と地が結びつく
第6章 失敗を糧にする
第7章 星はめぐる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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34
初版2013年。好きなものに対して、こんなにもまっすぐ力を注げるって素敵ですね。コツコツと探求する、調べる、学習する。星と向き合う林さんの姿勢が、とてもかっこよく見えました。印象に残った言葉は「知らないことを知るために追及していくこと。でも、知った瞬間に失ってしまうものがあること。」この2つの関係が、今の自分にぐっと突き刺さりました。知らないままの状態であることが、いいときとよくないときがある。でも、よくないことが起こっても、それはそれとして受け止めて、また前に進んでいけたらいいなと思います。2014/10/09
けんとまん1007
13
そういえば、星空を見ることが、随分と減ったように思う。それだけ、こころの余裕はなくなっているのかもしれない。星自体のフォーカスするのもいいが、周りの風景も入れて見たほうが、実はしっくりとくるというのも、よくわかるように思う。ただ、星空を見る。そして、自然と一体となるという瞬間を少しでもと思う。それが、生かされているということだろう。2014/12/31
kanon
7
よく星の本でお見かけし、大好きな名前シリーズの『宙の名前』の本の方のおはなしです。子供のころから星を見ることが好きだった林さん。最初のころの、学生時代や、別の仕事をしていた話は意外でしたが、星について語る林さんの言葉がまるでひとつひとつ輝いている星のようでした。2013/11/22
たっくん?号
4
天文学『てんもんがく』も『てんぶんがく』も大好きです。少年のままキラキラと輝く林さんこそ星のようですね。2013/12/08
かわうそさん
2
私の田舎は星が降るように見える。星を見ていると平衡感覚がおかしくなって、まるで空に吸い込まれるような錯覚に陥った。夢に出てくる星空は、いつだって私を惑わせる。大昔、そこに在った記憶を呼び起こすように。2016/05/08