内容説明
かの有名な玄奘三蔵が天竺から帰国して、１００年余りの中国。立派な僧を目指す青蓮は、師匠から仏像と巻物を盗んでくるようムチャぶりをされてしまう。しかも、なぜか凶悪なお尋ね者・黒麒と手を組むはめになり！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
21
唐の時代の有名人を脇役に、僧見習いの少年が主人公のファンタジー。これから四人の青少年で旅立ちますが、前途多難な印象（笑）。2013/09/30
合縁奇縁
19
かの有名な玄奘三蔵が天竺から帰国して、100年余りの中国。唐の時代の有名な皇帝や楊貴妃も出て来るけど、1巻は西遊記ってよりも霊幻道士に近いです。これって殭屍退治！？って思ったほど。パーティーメンバーは、西遊記と同じ4人＋一匹の白猿の茶々。白猿の茶々には、何か秘密がありそう。青蓮は、牢から出るために尋ね者の黒麒と契約したけれど、黒麒の方から青蓮に契約を持ちかけた本当の理由がアレだったとはね。最後の最後で黒麒が、青蓮の秘密を知ってしまった所で終了。2018/10/14
nono
16
シリーズ第一弾。新たな西遊記の序章。僧を目指す青蓮、お尋ね者の黒麒、軍人の黄豹、朱虎、そして白猿の茶々の面々が勅命により討伐の旅へ出掛ける事に!昔のこのレーベルは恋愛要素無しの冒険主体なのが楽しい。幼い頃の記憶が無い青蓮、何か含むものもある面々、これからの展開が楽しみです。2018/01/06
フキノトウ
15
青蓮の過去がとっても気になります。なにかとおみくじを引く黄豹と、小動物好きの朱虎、お尋ね者の黒麒、得度を望む青蓮。面白かったー＾＾早く続きが読みたいです！2014/01/09
瀧ながれ
9
一冊で旅立ちまで書いてしまうので、展開は早いし登場人物はいっぺんに出てくるし、くらくらしました。一人一人はおもしろい設定をぶら下げてるので、これからじっくり描かれるのかな、楽しみだな。でもこれじゃあ『西遊記』というより、『指輪物語』ね。『旅の仲間』の巻です♪2013/10/16
