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内容説明
少女たちが現代日本に突きつけたものは何か? これほどの本気(マジ)・ストイック・実存を見せるものは今の日本にはない! AKB48から現代の諸問題点に照射した画期的日本論、渾身の描き下ろし。
目次
わし流のAKB48に嵌る美学
AKBの公共心VS.アンチのエゴイズム
「推し」になる多様な理由
わしってロリコンか?
伝説のチーム4を忘れない
アイドルは「偏見」で見る
消費者は権力者ではない
死ぬまで歌とアイドルが好きだろう
アイドルの丸刈りがそんなに悪いか?
ストイックな生き方に「断ち物」は普通だ!
システムのせいにするな!
AKBに恋愛を認めたら?
神対応と塩対応
国民化と大衆化の結実
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
76
ぱるるに興味を持った。著者のAKBへの愛は相当深いなと感じた。2013/09/26
drago @高校野球観戦中。
24
「AKB48から現代の問題点を照射した画期的日本論」とのふれ書きだが、何のことはない、AKBというシステムの秀逸さと、推しメン(小林よしのりのお気に入りメンバー)のPRをしてるだけ。(^^; 私もAKBの歌は大好きだけど、還暦のおっさんがここまで嵌るのはちょっと眉唾。商売のための、趣味と実益を兼ねた売名行為という感じがする。 そう言いつつ、面白いし共感できるんだよなぁ・・・。何度も顔がニヤけてしまった。 ☆☆☆☆★2014/01/27
ぐうぐう
23
『ゴーマニズム宣言』最新作は、タイトル通りAKB48を論じている。とはいえ、「戦争論」や「天皇論」とまったく同じ手法で、小林はAKBを語っていく。つまり、間違った情報から根付いた世間の印象を、調査から得た正しい知識として開示することで払拭していくという手法だ。事実、TVから受けるAKBのぼんやりとしたイメージが、徐々に覆されていく説得力が本書にはある。しかし、ついついロジックに目を奪われがちだが、これまでの『ゴーマニズム宣言』がそうであるように、今巻も小林の原動力となっているのは、情である。(つづく)2013/10/01
acesmile@灯れ松明の火
22
著者にシンパシーを感じざるを得なかった。AKB48Gに対する考え方が私のそれと酷似していたのだ。指原が1位にはふさわしくない、みぃちゃん擁護、アンチの成り立ちと特性、ロリでも恋愛対象でもないアイドル観、AKBの成功はメンバーのストイック性だとの看破。優子の頭のキレ、みおりんへの評価。何をとっても同調するのだ。賢明なる読書メーターユーザの方々には引かれるかもしれないが、これがオヤジとしての正当なAKB48Gの楽しみ方だと思う。今は変わり者との見られ方が大半だと思うが、10年後のオヤジ諸君には評価されると思う2014/08/24
としP
20
握手をせずスルーしたり、暴言を浴びせる様な事はすべきでない。『ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか 感情労働の時代』(武井麻子)の中で「感情には釣り合いの取れた感情が返ってくる、というのが人間関係の基本原則」とある。アイドルも人間。上記の様な仕打ちをされたら、怒りや空虚感を感じるだろう。また『感情労働シンドローム』(岸本裕紀子)には「(中略)愛されていない、というような不満やいらだちが突如としていびつな形で噴出しているように思えます」とある。メンバーの僅かな言動による不満がファンの暴挙に繋がっているのだろう。2016/12/18