内容説明
マリアナ沖海戦で大惨敗を喫した日本軍は「捷一号作戦」を発令。その中核を担い出撃した武蔵は、フィリピン近海で雷撃を受け無念の反転を余儀なくされる。しかし、懸命の修理で復活した武蔵は、通信機能を失い艦隊主力との連携を欠きながらも、群がる敵艦を蹴散らし、レイテ湾に突入! ――武蔵の凄絶な戦艦対決を描く「逆襲の武蔵」、護衛戦闘機隊を擁する大和の奮闘を語る「大和戦闘機隊始末」の二篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Meistersinger
1
「栗田艦隊謎の反転」を謎にせずに、武蔵に本懐とも言える砲撃戦をやらせた第一部は素晴らしい。ただそれ以降は大和に戦艦相手の砲戦をやらせる訳でなく、イマイチな感じ。2013/10/12
Tokyo F91
1
川又さん、久しぶりに本を出したと思ったら、大和でハリキャットをやっちゃった・・・2013/10/02
カール
0
前置きで「この話は夢物語」と語った上でレイテ沖海戦で多くの敵艦を撃沈し、レイテ湾に突入に成功する戦艦武蔵最後の戦いとその最期をまるで歴史雑誌の様に描いた『逆襲の武蔵』。航空戦艦に様変わりした戦艦大和所属の航空隊が坊ノ岬沖海戦においてたった12機で防空を務めた。唯一生き残った1人のパイロットが後の世で講演する『大和戦闘機隊始末』の2つを収録。武蔵が次から次へとアメリカ軍の軍艦を屠っていく様はまさに“怪物”。終盤、満身創痍の武蔵とハルゼー提督乗艦のニュージャージーが砲戦を行う。この場面が一番のお気に入り。2016/03/10
三毛招き
0
武蔵の方は昔良くあった感じの架空戦記と思ったら実際99年のなのね。大和の方の実際に参戦した人が後に語るっていうラバウル形式は好き。2014/06/23
drno
0
川又千秋の新刊と思い購入しましたが、少々期待はずれでした。烈風空戦録の新作は書いてくれないのでしょうか。2013/12/14