内容説明
捜査一課のエースが、取調室で出会った男は、かつて自分がいじめた同級生だった。同僚との確執、世間からの軽蔑。そして家族も――奈落の底に転がり落ちた刑事が這いあがる唯一の方法は、連鎖する猟奇事件の解決だけなのか? 冒頭からエンジン全開、圧巻のリーダビリティ。警察小説界に誕生した、新たなダークヒーローを見よ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつじん
25
読了後やるせない気持ちになります。あぁやっぱりそういう犯人ですか・・・それにしても親から虐待された子供が成長すると自分の子供を虐待してしまうというパターン、ありきたり過ぎですよね。2013/11/03
マサキ@灯れ松明の火
13
ノンストップにて読了。捜査一課の氷室は、熱血刑事とも呼ばれる男。かつて…図らずも苛めてしまった同級生・土谷との取調室での再会が…連鎖的猟奇事件の幕開けとなる。「獣」という名の犯人とは?二転三転する事実…その先に待つ「闇」とは?心に「ペルソナ」をつけた者は…どこまで、「獣」になってしまうのか?2014/04/18
ren5000
13
見事に話が二転三転するのでついていくのに大変だった。でも読み出したら止まりませんでした。でも内容が幼児虐待や陵辱などハードなのでそれが無理な人はおすすめできないなぁ。個人的には面白かった。2014/02/28
くわい
9
著者2作目。「嘘」がすごく良かったのですがこれはあまり好みに合わなかった。刑事ミステリーとしては面白いのですが、猟奇的な小児性愛の話で虐待の描写に重く陰鬱な気分になった。子供が犠牲になる話は苦手。あと主人公の氷室刑事が、好きになれなかった。部下の柚木に対する物言いが横柄で、熱血デカだかイケメンだか知らないが、警察仲間に対しても態度が大きいし、協力者に感謝が感じられない。家庭も顧みない。翼くんもあんな目に遭わせて、私が沙耶なら絶対離婚する。2021/06/12
紫の煙
9
「捜査一課のエースが、取調室で出会った男は、かつて自分がいじめた同級生だった」この紹介文だけで、興味をひかれ読んだ。この小説に登場する男たちの仮面の下は、小児性愛愛好家(ペドフィリア)で非常におぞましいが、あらゆる人が何らかの仮面をかぶっているのが現代のこの国だと思う。エグい描写はあるものの、展開がスピ-ディ-でわかり易く面白かった。2013/12/14
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