内容説明
国会取材をフィールドとする現役記者である著者が、報道の現場が「批判精神こそジャーナリズム」という歪んだ主義に毒されていることを危惧し、記者クラブや通信社など、遠目にはわかりにくいシステムの実態を炙り出していく。新聞が抱える多くの問題について、内側の視点から忌憚ない言葉で述べた。
目次
第1章 なぜ、日本の新聞は歪んでしまったのか(国会の取材記者として;「批判精神こそジャーナリズム」;戦後最悪の「偏向報道」によって生まれた短命政権 ほか)
第2章 なぜ、記者クラブは閉鎖的なのか(国会記者はどんな仕事をしているか;「嘘」や「建前」を見抜く力;多様な国会の記者クラブ ほか)
第3章 なぜ、通信社と広告代理店が必要なのか(「通信社」の誕生;「電通」「時事」「共同」;取材のアウトソーシング ほか)
第4章 なぜ、新聞は批判されるのか(報道メディアの「建前」;「情報リテラシー」と「虚偽報道」;「報道しない自由」 ほか)
終章 報道は誰のものか(新聞学科で学ぶことに意味はあるか;聞き上手の極意;うまく描けないのには、理由がある ほか)
著者等紹介
宇田川敬介[ウダガワケイスケ]
1969年、東京生まれ。国会新聞社編集次長。中央大学法学部卒業。卒業後、小売業大手マイカルに入社。法務部において、M&A、合弁契約や中国大連出店などのプロジェクトに携わる。2001年、マイカルを退職して、国会新聞社に入社。以後、国政の取材を精力的に行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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