内容説明
喧嘩する朝もある。天災が来る午後もある。あいまいな夢を見る夜もある。けれど、歌う明日が来るかもしれない。何が起きようと、一日いち日をきちんと積み重ねてさえいけば……。話題の料理家が、五感と五味をたっぷり効かせた文章で日々の儚さと輝きを掬い取る、滋養満点風味絶佳な日記文学。ファン垂涎、毎日の献立つき。
目次
2011年1月‐3月
ワカメちゃんは私
4月‐6月
石井好子さんは、大ばんぶるまい
7月‐9月
東さんちのごはん
10月‐12月
ケチャップごはん
2012年1月‐3月
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろんこ*勉強のため休止中
58
高山さんの本を読むと、武田百合子さんの『富士日記』を不思議と再読したくなります。独特の瑞々しい感性、せかせかしてないぶれない生き方が好き。そしてなんだかちょっと懐かしいような気がします(何に対してだかは分からないけど)。高山さんも個性的だけど、旦那さんのスイセイさんがただ者ではないです。ちょっとした一言にハッとなります。毎日の夕食の記録も気取ってなくて美味しそうだし、山の生活も魅力的。読んでて旅気分を味わえる一冊でした(*´∀`*)2014/01/10
yukin*
15
高山さんの本は 時間をかけて ゆっくりゆっくり読みたい。日々を大切に、毎日の食事を丁寧に作りたいなと改めて思う。まどいせん=円居せん。一家団欒。幸せなことば。2015/03/19
ゆき
10
読んでいてホッとする。おだやかな気持ちになる。日記を今年からつけ始めたので参考になった。高山さんのように食事、仕事、友達、パートナー、等々大切に日々を過ごしてゆきたい。そして、「あめふりくまのこ」の歌詞が全部わかってうれしかった。春先の静かな雨の日にいつも思い出してしまう歌なので。2014/01/23
nizimasu
9
料理研究家というのは生活の姿勢そのものが、料理になって結実するような部分があって、まるで精進料理の僧侶のようなたたずまいがする人がいる。高山さんも勝手にそんな素敵な凛としたものを感じる人でもある。それは文章でも同様で淡々としつつ、そこはかと流れる時間だったり田舎暮らしのひんやりとした空気感に浸れるに違いない。ある種のチルアウトを感じる高山さんの文章はいつも楽しみだ。当然、料理もいいけど…2013/10/12
kri
7
高山なおみさんの料理レシピで作ったらとても美味しくて驚いた。エッセイをまとめて読んだことなかったので、図書館本で。何でもない毎日、気取らない生活がすごく大切に思えてくる日記でした。食べることは楽しくがんばりたいし、でも外食やスーパーの惣菜もあり。本当にナチュラルな暮らしぶり。山のボロ家を夫婦二人自力で改装、開墾する頼もしさといい、手業への素直な情熱に感心です。2016/04/11
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