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内容説明
いま子どもたちが手にしている各種のプラスチック製品をはじめ、居間や食卓、トイレやお風呂まで、私たちが想像する以上に生活の身近なところに、有害な化学物質があふれています。最近の母親とその子どもたちの研究から、胎児や乳幼児などは化学物質への感受性が高く、ぜん息やアレルギー、運動面や精神面の発達への障害が危惧されています。二十数年間、こうした問題の最前線を追いかけてきた記者が、地球の生態系と人間の健康を脅かす有害化学物質の現在と真実を、生き生きと描き出す。
目次
第1章 子供がおかしい?<br/>第2章 有害化学物質汚染の今<br/>第3章 POPs条約誕生<br/>第4章 化学物質汚染の実相<br/>第5章 環境ホルモンは幻か?<br/>第6章 進み始めた新たな取り組み<br/>第7章 子供たちにきれいな環境を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshie S
7
便利だから、と製造して使ってしまうと、あとで危険とわかっても棄てることもなくしてしまうことも出来ず、地球上にとどまり、生命に影響を及ぼし続ける物質。すぐに深刻な影響がなくても、世代を超えて残っていくことはやはり「子どもにツケを負わせる」としかいいようがない。便利を享受している身としては、まずは知ることからと思う。その上で何ができるのだろう。2019/07/27
miho
3
メモ>使用禁止されてから長い年月が経っても、未だに日本人の血液中のPCB濃度に近年目立った低下は見られていない。☆ストックホルム条約では、有害化学物質をPOPsと呼び、難分解性、高蓄積性、長距離移動性、人の健康や生態系への影響を持つ物質と定義している。☆2012年1月時点で176ヵ国が批准。☆ DDTはマラリアの媒体となる蚊に有効、管理しつつ未だに使われている。☆REACH規制☆行動しなかった時のコストを押さえる2016/03/01
toaster
2
ダイオキシン、BHT、ヘキサクロロベンゼン、パラジクロロベンゼン、PCB等々。環境ホルモン改め、内分泌撹乱物質はいまも元気に暴れまわってる。追記 枯れ葉剤ってあれダイオキシンが問題だったのか。2015/05/06
Tomitakeya
1
専門的で難しいところもあった。少なくとも今の便利で享楽的な生活の中で人類は様々な化学物質を大量に開発、製造してきた。夢の化学物質と言われたものの中には、残念なことに後日悪夢を起こすものもある。少しでも子孫に負の遺産を残さないように、今の生活を見つめる必要がある。2018/12/14
ニノミン
1
リスクがあるからといって即使用中止にはできないですが、環境への影響が明確に説明にできるようになるまで待っていては、手遅れになりそうです。簡単な解決策は無いから、ひたすら地道に取り組むしか無さそうです。 生産開始時から廃棄のことを考えることも必要ですが、難しい。生産中止、生産再開の条件設定も必要そうですが、言葉で書く以上に難しいでしょう、きっと。でも、やっぱり未来の人に負の遺産は残したくないし。考えさせられます。2015/05/06
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