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出版社内容情報
幼い娘を殺された母親がその裁判中,被告を法廷内で射殺した。1981年にドイツで起きた法廷内復讐殺人事件を通して,幼児虐待,性犯罪,精神医療,マスコミのあり方などきわめて現代的な問題を鋭くえぐるノンフィクション・ノベル。
内容説明
ドイツの小さな街で7歳の少女が常習的性犯罪者に殺害された。その裁判中、少女の母マリアンヌ・バッハマイヤーが法廷内で被告を射殺した。
目次
プロローグ マリアンヌ10年ぶりの登場
1 法廷での復讐殺人
2 取調べと社会の反響
3 グラボウスキーの去勢と裁判
4 バッハマイアーの精神鑑定をめぐって
5 東方貴族令嬢の母とナチ将校の父
6 去勢者をホルモン治療した医師の責任
7 マリアンヌの少女時代
8 ヴェラーハウス事件
9 初めての妊娠そしてレイプ
10 死刑、終身刑、去勢
11 クリスチャンのもとへ
12 『エマ』誌の擁護と保釈
13 リューベックでの家族生活そして事件へ
14 自伝の出版と苦い再会
15 グラボウスキーの犯行
16 公判と求刑と判決
17 ふたつの映画製作
18 アンナの葬儀と復讐
エピローグ ホッグ判事の退場