講談社現代新書<br> 僕がメディアで伝えたいこと

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講談社現代新書
僕がメディアで伝えたいこと

  • 著者名:堀潤【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2013/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062882231

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内容説明

実は、いじめを受けていた小中学校時代。就職活動では民放の入社試験に落ちまくり、なんとか入れたNHK時代、街中では「嘘つき」と怒鳴られ、社内では「給料泥棒」呼ばわりされた。会議では「黙って原稿を読めばいい」「打ち合わせにないことはやるな」と叱責されたこともあった。それでもくじけず、あきらめなかった理由とは何か。元NHKアナウンサー、堀潤の発想と行動の「原点」――。(講談社現代新書)

目次

第1章 NHKで学んだこと(泊まり込みの新人研修 実は落ちまくっていた民放の入社試験 ほか)
第2章 僕がカメラに背を向けた理由(「チャラチャラしたヤツは現場に行かせない」 「給料泥棒」と呼ばれて ほか)
第3章 果たせなかったメディアの責任(大企業目線だった『Bizスポ』 「黙って原稿を読めばいい」「打ち合わせにないことはやるな」 ほか)
第4章 僕がメディアで伝えたいこと(公平中立を保とうとするアメリカメディア キーワードは「オープン」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

49
NHKのアナウンサーだった著者が市民型のニュースサイトを立ち上げるまで。初任地の岡山でのフットワークが買われて「ニュースウオッチ9」に抜擢。スクープを連発するも、東日本大震災でNHKの保守的な言論空間に失望。Twitterで率直な思いを吐露するほど組織では腫れ物扱いされ、半ば追われる形でNHKを退社。フリーのジャーナリストとして再出発します。 正論を武器に組織の痛いところを突く部下は、NHKにとっては脅威だったのでしょう。異論や異見に際して排除するか対話を試みるか。組織の度量が試されていたのだと思います。2020/01/07

よこしま

39
声なき声をメディアで伝えていきたい。◆昨日は同じ堀潤さんの原発・放射能についての「変身」のレビューを書きました。しかし、その強い信念とは何か?を記せてなかったですし、そこまでに至った過程を知らず。◆順調そうにNHKに入局できたのではなく、幼少期の頃から苦労されていたそうで。だから虐待やイジメなどの弱い側も視る。そしてニュースウォッチ9で養われた現場主義で、何故にして事件が起きたのか?と真実を探し歩いて聴く力。◆堀さんは必ず両方、いや色々な意見を聞きます。市民も考え発信する真の"公共メディア"を。2015/08/03

おいしゃん

34
現場で起きている声や出来事を、真摯にそのまま伝えたい!という気持ちが強すぎてNHKを辞職せざるを得なくなった著者。ただ原稿を読むだけに留まらないそのエネルギーは、NHKに留まっていてはもったいないと思わせるほど。好きで入社し、NHKを良くするために退職する、という著者にとって、辞職の選択は苦しかっただろうが、間違っていないと思うし応援したい。2023/05/06

さきん

34
NHKに入局してフリーアナウンサーになるまでを振り返り、メディアの在り方に対して持論を述べていく内容。日本のジレンマなど討論番組で気に入ってみていた番組の司会に堀さんが良く務めていたので、興味を持った。最初はちゃらちゃらした感じで相槌がやたら多く、良い印象は持っていなかったが、司会を務める番組は個人的に良質なものばかりなので不思議だと思っていた。NHKの公共性を志向しているそうだが、とても公共性なるものが実現できるとは自分は思えない。公平という価値は作られた物差しで計る想像上の産物だと思う。2018/07/28

megumiahuru

22
ツイッターで「反原発」をつぶやいたことから、NHKを追われた堀潤アナの顛末記。NHK入局から退職に至る心の軌跡が綴られています。短いニュースのために現場でどれほど「地取り」がなされ、人々の声なき声が切り捨てられていっているか。マスコミの舞台裏が見えて実に興味深かったです。 巨大な「官僚組織」の中でもがいて退職に至った経緯は、確かに「堀さん、青いよ!」と突っ込みたくなりますし、もう少し老獪さがあってもとも思いますが、閉塞した時代を本気で変えたいという志だけでも買いたいと思います。今後の活躍を期待します。2013/10/18

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