コミックエッセイ<br> ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ

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コミックエッセイ
ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ

  • ISBN:9784840154239

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内容説明

ハーフタレントやスポーツ選手の活躍をテレビや新聞で見ない日はない昨今。あなたの隣にも、ハーフの友人や知人がいるはず。そんな彼ら彼女らの何かと誤解されがちなトホホな日常から、国際結婚の家庭事情、ハーフならではの知られざる秘密や学業や仕事での奮闘ぶりまで。グローバル時代の申し子・ハーフたちのほろ苦き人生模様が満載のコミックエッセイ!

目次

第1章 ハーフの奮闘編(ハーフの就職活動 ハーフが外国語を学ぶとき ほか)
第2章 ハーフの家庭問題編(パパとのデートは国際不倫? お盆の帰省は一苦労 ほか)
第3章 ハーフの秘密編(名前のつけ方 世界のワリカン事情 ほか)
第4章 ハーフの誤解編(私、これでも田中です ほんとは日本酒が飲みたい ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

373
エッセイのつもりで購入(Amazon)したら漫画だった。ただ中心となっているのは絵ではなく(ヒラマツオさんごめんなさい)、随所にあるショートエッセイを含めて語られる内容にあるだろう。いずれもハーフ(私はこの言葉はいかがかとも思うが、いろいろ考えた上で著者が用いている)として日本に暮らす困惑を軽妙洒脱に描く。そもそも、ハーフであることが意識されること自体がヘンなのだが、見方を変えればそれ故に著者のヘフェリンさんはこうして出版できるとも言えるのである。これも一種のスキマ産業か。日本の文化状況を照射する一書。2021/04/07

たまきら

43
この間著者の「体育会系」本が面白かったので、こちらも。身近にドイツ父・中国母、日本育ちという男女がいるので、あるあるに笑ってしまいました(二人とも長身です)。ハーフ=美形という妄想はやめて、という著者の言葉は、外見だけの印象で判断しがちな世間への大切な提言です。でも、やっぱり知らないことをつい聞いてしまう純ジャパ達のことも大目に見てくれれば、と思います。小さな島の、井の中の蛙な国民なんですもの。2021/04/30

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

41
ハーフって言うと羨望の的の様な気がするけど、本人たちの苦悩を見ると良い事ばかりじゃないんだなと分かりました。日本人とドイツ人が結婚したとして、そこに生まれた子が日本では外人っぽい、ドイツでは東洋人っぽいと言われるそうです。もっとハーフの人の気持ちを考えないとなと思わせる内容でした。2016/08/04

ひめありす@灯れ松明の火

40
ちょっと前に電車の中で女の子が『外国人と結婚したい!!それでハーフの子供を産みたい!!だって超可愛いから!!』と話しているのを聞いて「でも半分はあなたの血なんですよっ?!」と素で突っ込みたくなった事を思い出しました。半分こ、の人達の物語。アイデンティティってやっぱり難しい。どっちにも自分は帰属出来ない、其れは何処にも自分の居場所が無いのと同じ事で。何処かで線を引く。引かれる。だけど、もし私にダブルの子が産まれたら、やっぱりどちらか片方だけ、じゃなくてどっちも!って両手を出せる様になって欲しいと願うのです。2013/10/19

なるみ(旧Narumi)

25
図書館で偶然手に取った一冊。日×独ハーフで日本で育ったサンドラさんが、ハーフへの「かわいい」「華やか」「バイリンガル」という持たれがちなイメージあるあるを描いた一作。サンドラさんご自身は日本語とドイツ語を話せるバイリンガルですが、それはご両親がそれぞれ1か国語でサンドラさんに話しかけていたからであって、バイリンガルは意識して育てないとバイリンガルにはなれないんだ、ということがよくわかりました。全体的にコミカルで読んでいて楽しい一冊でした。2018/01/18

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