「経験知」を伝える技術

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「経験知」を伝える技術

  • ISBN:9784478024836
  • NDC分類:336.17

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内容説明

ベテラン社員や専門家が長年かけて蓄積してきた経験知は、どうすれば組織内で移転することができるのか。経験知が形成されるプロセスをつぶさに観察し、豊富な事例とともにその方法論を解き明かした画期的な1冊。モノ作りに携わる組織はもちろん、若手人材育成や組織内の知識共有を課題とするビジネスパーソン必携の書。

目次

第1章 なぜ、経験知が重要なのか
第2章 経験を通じて学習する
第3章 エキスパートの専門知識
第4章 知識を集めて、組み合わせる
第5章 個人の信念の影響
第6章 社会的影響
第7章 経験知をどうやって移転するか
第8章 指導のもとでの経験
第9章 経験知をはぐくむ―組織のために、個人のために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

paluko

3
経験知の中でもknow how(プロセスに関する知識)はknow what(内容に関する知識)よりも移転しにくい。パターン認識に依存する部分が大きく、習得に時間がかかるものだから。know who(知っていそうな人を知っている)ことも大事。コーチングを受けてそれを生かすには自分の中にレセプターが必要。また、すべての経験知がすべての場所で活用できるわけではない(文化・法律・慣習の違い)。否定的なフィードバックは学習を妨げるだけでなく学習者のやる気を奪い、不安を強め、働くことの喜びを消し去」る(288頁)。2020/08/21

Koki Miyachi

2
エキスパートから若手への「経験知」の伝承。このテーマについて一貫して語られている。経験知が何故必要か、その役割、応用、社会的影響、いかに移転するか、いかに育むか。。。日常的にまともに仕事をしている人にとっては頷ける内容が大半を占める。いわば言わずもがなの感がつよく、この頁数を費やして繰り返し力説すべき内容なのか少々疑問が残った。100頁程度のサマリーにすると価値が高まったのではないだろうか。速読法を駆使して要旨を捉えれば充分だろう。2015/04/08

kuma-kichi

0
これは良い本だが、読みでがある。とりあえずはまとめを読むだけでも役に立つ。2017/11/05

koba23

0
経験知という無形のものを引き継いでいくことは、このグローバル化する世の中では難しいと思っていたが、実はそうでもなさそうだとわかって少し嬉しい、というか安心した。2014/09/24

よねも

0
「経験知」という言葉は筆者の造語なのかな?講義や勉強などで身に付かない、長年の経験から得られるものという定義。もちろん、特定の分野で経験豊富なエキスパートは持っているものでもあり、その視点などについては他分野にも応用が効く様な場合もある。コーチと教え子が上手く「経験知」の移転をするためには、双方のモチベーションが重要という説明は大いに納得できる部分があった。2013/10/25

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