内容説明
大人気コミック『カバチ!!』の原作者が明かす、衝撃の過去──。親の借金、DV、一家離散、生活保護、中卒で自立……社会の底辺で、不当な差別に直面しながらも、法律を武器に人生を逆転。同じような貧困と奈落の生活にあえぐ若者や子供たちに贈る、自分だけの武器を見つけて、人生をあきらめずに生き直すための極意とエール。格差社会、身分制社会化が進む今、必読の一冊!
目次
第1章 小五で親に捨てられる(望まれぬ誕生 山師の父 ほか)
第2章 ザリガニ食べて、転落人生まっしぐら(人生を変える出会い 初めて肯定してくれた先生 ほか)
第3章 はたちの恋(宵祭りの出会い 秘密のデート ほか)
第4章 奈落に差した一筋の光(夜逃げ 世の中はカネ、カネ、カネ ほか)
第5章 路地裏の希望(六畳一間の自宅兼事務所 一国一城の主 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかは
43
マンガ「カバチたれ」の原作者さんの自伝的な本。とにかく幼少期から悲惨。でも、やれば、出来るものなんですね。私にはそこまでしてやりたいことあったかな。みな、中途半端にしてしまった。でも、これからは、やりたいと思ったことはやりぬきたいです。法律を知ってるのと知らないのじゃ、随分ちがうんだな。マンガも読んでみよう。2017/08/01
ひとひら
4
★★★★子どもが愛されない話は読むのがキツかった…資格取得からの大逆転は爽快。2014/02/02
匿名
1
作者の壮絶な人生が描かれている。あとがきで「最後まであがけ! 自分の人生をあきらめるな!」というパンチラインがあるがそのバイブスが伝わる良本。2016/12/28
カステイラ
1
こんなに波瀾万丈の半生を送っていたとは。そこからどう立ち直っていくかという点でページを手繰るのが止まらなかった。どんなに弱者でも法律や制度は守ってくれる。でも知った上で実際に利用するためにアクションを起こさないといけないと守ってくれないのも法律。そんなことを感じた。2015/05/29
namunamuナムちゃん
1
どん底からはい上がった叩き上げのつよさを読んでいると感じる。それは、自分のような落ちこぼれでも、もしかしたら、何かできるんじゃないかという気にさせてくれるものであり、自分の経験と交錯し、なんとも言えない気持ちになったのでした。そしてこれは、園子温の非道に生きるで出てきた、ローモデルとなるエピソードであると思ったのです。2014/12/22