フルール文庫 ルージュライン 欲ばりな首すじ

著者名：かのこ

KADOKAWA（2014/08発売）

• ISBN：9784840154055
• NDC分類：913.6

内容説明

大手ＩＴ企業のＳＥ、桐沢美里。仕事ばかりで恋愛とはご無沙汰な日々のストレス発散は、夜、鏡の前で首輪をした自分をケータイで撮ること。ある日、その恥ずかしい秘密を、仕事に厳しいクールな上司・月島に知られてしまい……。社内では上司と部下、プライベートでは淫らな逢瀬を重ねていくふたり。この感情は“恋”か、それとも“服従”か――。素直になれない大人の恋を描く、ソフト緊縛ラブストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[としなり]

表題、表紙絵から官能小説と思って読み始めたが、どうも様子が違う。女性の為のエロティックロマンスを扱った文庫とのことで、女性向けだったようだ。ドレッシングをたっぷりかけたシーフードサラダのような味わい。女性の情愛願望が時に厭らしく、切なさを伴って描かれ、挿絵も女性漫画風で隠微な美しさ。楽しめました。

2015/04/22

[さくら]

静かな大人の恋愛物語。こんなハードな仕事はできないけど、仕事を頑張るバリキャリ女性が、弱さを見せられる相手に出会って、こんな風に恋愛するのは素敵だなって思いました。ヒーローもちゃんと嫉妬や不安を素直に口に出してくれるところが良かったです。当たり前のように仕事ができる男性なのも魅力的。思いを伝え合うところまでは長いけど、それもまた二人らしいなと思って読みました。

2022/05/31

[本夜見]

正月のヒマさに耐えかねて本屋へ…そしてジャケ買い。うわぁお…どっぷり恋愛小説…職場恋愛ソフトSM付き…(^_^;)…こういう作品かー!! 見慣れない文庫レーベルを手にする時は気をつけんとイカンなと痛感(笑)

2014/01/02

[チェス]

ロマンチックですなぁ。

2022/07/28

[Haruharu]

★★★★☆再読。時々無性に読みたくなる作品のひとつ。軽いBDSM。仕事バリバリこなす美里が自宅に戻り首輪をつけて自撮りすることで癒される。月島さんが現れてよかった。しっとりとした文体が好き。

2016/06/21