朝日新聞出版<br> 黒警

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朝日新聞出版
黒警

  • 著者名:月村了衛【著者】
  • 価格 ¥1,600(本体¥1,455)
  • 朝日新聞出版(2014/01発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022511119

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内容説明

警視庁組織犯罪対策部の沢渡と滝本組幹部の波多野は、組織に追われる中国人女性を見殺しにした深いトラウマを抱えていた。そんな二人のもとに中国黒社会の新興勢力「義水盟」の沈が現れる。黒社会の大組織・天老会に追われているカンボジア女性サリカを匿ってほしいと沈から頼まれる二人。サリカは天老会の最高機密を握っているらしい。やがて二人は背後に黒社会の大組織と癒着する国家権力の影を嗅ぎ取るが……。ダークな味わいの傑作長編警察小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

161
月村さんの機龍警察以外のものでかなりな刑事の物語です。若干逢坂剛さんの禿鷹シリーズを思い出してしまいました。やくざなどと連携して警察庁のお偉いさん方をやっつけるということで、あまりありえない話なのですが、スカッとはするのでしょう。まあエンタテイメントとして割り切って楽しみました。2016/10/16

おしゃべりメガネ

159
ライト(軽い)馳星周さんのような作風で個人的には好きな雰囲気でした。ボリュームが少なめなので、読みやすいは読みやすいのですが、せっかく題材やキャラがキャラなだけにもう少ししっかり書いた作品として読みたかったです。黒社会に属する一匹狼と警察官でありながら、アウトサイダーなキャラは『インファナル・アフェア』を彷彿させてくれました。淡々と進んでいくので、ストレスは感じませんが、月村さんなら欲を言ってもう少し‘ガツン’ときてほしかったです。恐らく続編はないでしょうが、タイトルがシビレたので気になる作風でした。2014/10/31

ゆみねこ

80
中国語を話せる警察官と、黒組織。警察上層部の悪と対峙する。まずまずの面白さでした。「らくがきペンちゃん」、これって「クレ○ン○んちゃん」だよね?(笑)2016/11/10

山田太郎

74
なんだか、最後がものすごくはまりすぎでどうかと思わないではないけど、これはこれで気持ちいい終わりかたというか。どうせなら、ヤクザと中国人も倒しといてほしいもんだと思いました。もう少し長くてもよかったんじゃないかと、なんか最後が駆け足な気がする。2015/06/29

えむ

65
刑事の沢渡と滝本組幹部の波多野は、中国黒社会の沈から、黒社会の大組織・天老会に追われているカンボジア人女性を匿ってほしいと頼まれた。彼女は天老会の最高機密を握っているらしい。波多野は隠れ家に匿うが…。波多野の死で傷心の沢渡は沈と兄弟の盃を交わす。警察内部の〈黒色分子〉の誕生だ。沢渡は腐敗した警察官や天老会に打撃を与える。/黒涙を読む前にと手に取りました。最後はスパイ大作戦みたいに嵌めるパターン。少し軽い感じの内容でしたが、導入編として位置付けましょう。2016-842016/12/31

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