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内容説明
小売りが企画するプライベートブランド(PB)商品が売れている。なかでも、「低価格」ではなく「高品質」を訴求するセブンプレミアムが急激な勢いで伸びている。ほかのPBとは何が違うのか。流通ジャーナリストが強さの秘密を解き明かす!
目次
第1章 鈴木敏文会長インタビュー―価値あるものは必ず売れる!
第2章 PB商品の歴史をたどる
第3章 セブンプレミアム商品開発の原点
第4章 プロジェクト、始動
第5章 マーチャンダイジング・プロセスシート
第6章 協働・協創相手を選ぶ、支える
第7章 絶えざる商品革新
第8章 商品の価値伝達・訴求の工夫と実践
第9章 お客さまの心をつかむヒット商品開発事例集
第10章 売上高1兆円を目指して―セブンプレミアムの進化は進む
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
A
4
本書は、セブン&アイ・ホールディングスのPB(プライベート・ブランド)であるセブンプレミアムの成功の秘訣を解説したもの。価格ではなく価値や質を追求したPB商品による価格競争からの脱却、高度なロジスティクスと情報システム、顧客を飽きさせないための商品の絶え間ないリニューアル、グループ企業間の分野横断的なチームによる商品開発の末に達成された豊富な品揃えとそれに伴う客層の拡大。本書を読むと、高品質なセブンプレミアムの商品の裏側に隠された企業の努力がよく分かる。セブンプレミアムというPBがますます好きになった。2016/04/02
芸術家くーまん843
4
「セブンプレミアム進化論」緒方知行、田口香世 朝日新聞出版http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023312207/businessbookm-22/ref=nosim年間10億円以上売るアイテムが92アイテム(2012年度)、既に4900億円の市場規模になっているという、セブン&アイ・ホールディングスのPB(プライベート・ブランド)を徹底研究した一冊。著者は、雑誌「販売革新」の編集長、「商業界」の取締役編集局長などを経て独立した緒方知行氏と、月刊誌「22013/09/11
nnstp
3
セブンイレブンの力の入れどころであるし、消費者としても気になる部分であるため、観点としては良い。だが、内容は実例が多く、くどいかなと。(書けない部分も多いかもしれないが)現状、PB単体で1兆円目標は現実的であるし、セブンゴールドの単品数は100以下ままであることを考える単純に末恐ろしい。2016/02/27
Masaki Sato
1
PBの代名詞となったセブンプレミアムの開発プロセスについて。商品開発力が高いといわれるSEJの背景がわかる。セブンべったりの書きぶりで、圧倒的なバイイングパワーを向けられた製造側がどうなっているかというのには全く触れられていないけど。2020/08/19
こどもおねむ
1
セブンはよく利用するが、セブンプレミアムは高かったので、意識して利用したことはなかった。本書を読むとかなり高い意識を持って開発されている事がわかり、すぐにでも買いに行きたいと思わされた。 PBというものが低価格と言う認識から変えていく事から始まっており、そこが競合他社と違う。またその意識の元で開発されていくが、マーケティングも他社での売れ筋を真似るのでなく、今はまだ表立っていないニーズを掘り起こす、それをPB商品として開発していけるのがすごいと思った。しかし、体力のある企業だからこそであろう。2020/08/16