文春文庫<br> 源内なかま講

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文春文庫
源内なかま講

  • 著者名:高橋克彦
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 文藝春秋(2013/10発売)
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  • ISBN:9784167164171
  • NDC分類:913.6

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内容説明

平賀源内がその昔、故郷の讃岐で拵(こしら)えさせた源内焼。その稀少な焼き物1000個、額にして2万両分が土中に埋蔵された儘(まま)になっている! このお宝を掘り出さんと、自由の身となった源内は、春朗(葛飾北斎)、蘭陽と海を渡り、一路、讃岐へ。道中降りかかる怪事件も何のその、痛快なる探索行を描く、大好評「だましゑ歌麿」シリーズ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

財布にジャック

65
源内さんの仲間に加えてもらいたいくらい楽しい珍道中です。仲間っていいなと思える旅物語ですが、今回は新たな仲間も増えて更に今後の楽しみが増えました。よく考えてみると、かなり豪華な顔ぶれになってきましたよね。エレキテルと言えば源内さんのオハコなので、最後はびしっとキマってました。2014/03/05

はつばあば

57
一人一人の友達がいつしか繋がっていくだましゑシリーズ。源内さん主役で故郷、讃岐へ。源内、春朗と蘭陽が揃えばもうお化け退治。桃太郎さんまで登場するのだからお化けだけでなく鬼もかとワクワクしながら面白く読み進める。新しく登場の市九が十返舎一九!この時代は凄いに尽きる。蔦屋という素晴らしい目利きの大店があったからこそ、これだけの大物が揃ったのか。次巻はまだ文庫になっていないが「かげゑ歌麿」。出来たら蔦屋さんの話も読んでみたいのですが。蘭陽さん、お宝っていう友達をいっぱい持っているのに・・欲張ってはダメですよ。2016/02/25

venturingbeyond

34
『だましゑ』シリーズ第5弾。今回は、源内・蘭陽・春朗(北斎)の3人で、源内の故郷である讃岐への失われた源内焼を求めての道中と江戸への帰路までを描く連作短編。今作には、(後の)高田屋嘉兵衛と十返舎一九も登場。虚実混在の肩のこらないエンターテイメント。今作も楽しく読了しました。2024/01/14

icchiy

19
これも騙し絵シリーズの一冊。 源内、春朗、そして大好きな蘭陽らののロードムービーのような物語展開。スピード感もあってそれぞれのキャラクターが絶妙である。蘭陽はもちろん源内、春朗も、そして新規メンバーもいい味を出している。 この間、香川高松に出張したばかりなのでなんとなく懐かしく読めました^^2016/02/21

sin

16
まあ次から次と、どんだけ事件や怪異に遭遇すりゃ気が済むんだろ?な、一冊。お化け退治はなぜ化けて出るのか?どうすればそれを鎮められるのか?ミステリーな要素が在っておもしろいが、「手長」の一編のように出たとこ勝負で片付けられたお化けに同情してしまう。長編で江戸時代を舞台にいっそ本気に怖い物語を書いてはくれないものだろうか?読みたい!!2013/09/10

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