クリエイティブ・シンキング入門

著者名：マイケル・マハルコ【著】/白川司【訳】

ディスカヴァー・トゥエンティワン（2013/09発売）

• ISBN：9784799313671

内容説明

すべての子どもは芸術家だ。
重要なのは、成長してもいかに芸術家のままでいられるかである。
---パブロ・ピカソ

すべての人は元来クリエイティブに生まれついています。本書で紹介する「天才」と呼ばれる「クリエイティブ・シンカー」たち。レオナルド・ダ・ヴィンチ、エジソン、アインシュタイン・・・・・・。彼らも、実はクリエイティブ・シンキングという「作業」をやってきたに過ぎないのです。

本書は、「クリエイティビティとは何か」を解説した本ではなく、「どうしたらクリエイティブになれるか」という本です。ですから、ただ知識を得るために読むのではなく、本書に掲載されている多くのトレーニング問題を解くことによって、あなたが元々持っているクリエイティブな能力を解き放つために使ってください。

“ロジカル・シンキングでは、イノベーションは起こせない”
近年、日本ではロジカル・シンキング（論理的思考）に関する本が多く出版され、一種のブームのようになっています。ところが、アメリカなど欧米では、ロジカル・シンキングはすでに下火になっており、一躍盛んになってきたのがクリエイティブ・シンキング（創造的思考）です。
今や、世界中のビジネスパーソンがクリエイティビティを身につけようと躍起になっています。あなたも、本書で自分の思考の枠から抜け出し、クリエイティブ・シンカーになりましょう。

目次

第１部　クリエスティブ・シンキングとは？（誰もがクリエイティブだった　なぜいつも同じアイデアばかりなのか？　天才のように考えるには？　初めてのアイデア　なぜ、私はそれを思いつかなかったのか？　レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密　見方を変えれば、見え方が変わる　「チックタック」か「タックチック」か？　考えつかないことを考え出す　神が与えるアイデア）
第２部　クリエイティブ・シンカーとは？（意志はクリエイティブ・シンキングの種子　話し方を変えれば考え方も変わる　フリをしていると本当にそうなる）
まとめ　雨の中で踊れ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[芸術家くーまん８４３]

『クリエイティブ・シンキング入門』マイケル・マハルコ著　ディスカヴァー・トゥエンティワンhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799313673/businessbookm-22/ref=nosim世界的に有名な創造性開発の専門家で、ＣＩＡからＧＥ、マイクロソフト、ウォルマートまで、幅広い組織に創造的思考法を教えているマイケル・マハルコの新刊。前回の『アイデア・バイブル』も読み応え十分でしたが、今回も同様に刺激的な内容。『アイデア・バイブル』が、トレーニング中

2013/08/30

[しゅー]

★★『創造力を民主化する』の推薦図書。私にとっては読むタイミングが良くなかった。色々なビジネス書で目にしたエピソードが網羅されている印象で、既に読んだり耳にした話が多いのだ。まっさらな学生時代に読めば楽しめたと思う。この著者の特徴かもしれないが、事例集みたいになっていて全編を貫くものがないので、一冊の本として読み通すのはつらい。私は図書館本で読んでしまったが、本来は手元において朝礼の話のネタとかアイスブレイクに使うのが、正しい利用法かもしれない。そのために買うには、少々値がはるので文庫化してくれないかな。

2022/04/07

[本を読む人]

クリエイティブに考える為のアイディア集のイメージ。 新しいアイディアは既存のアイディアの組み合わせでしかないとは言うものの、実際には視点を変えたりするのも難しい。本書には様々なエクササイズもあるのでクリエイティブになる為に実践するのが一番重要。

2021/01/01

[しんのすけ]

ジョゼフ・キャンベルによれば、日本語にはたいへん興味深く面白い表現がある。それは「遊びの言葉」を意味する「あそばせ言葉」という、丁寧で貴族的な話し言葉のことだ。その話し方では誰かに対して、たとえば「東京にいたのですね」と言う代わりに、「東京にあそばしたのですね」といったように言う。ここにある考え方は、話しかけられた人物は、その人たちにとってはすべてが遊びやゲームになるほど人生や権力を支配しており、ゲームに自由にかつ気軽に参加するように、人生に参加できるということだ。

2015/08/12

[ペコ]

自分でもちょっと取り組んでいたことが書かれていて、体験している部分はこれからも継続しようと思いました。最後の章は「シークレット」や「思考は現実になる」的な本に近い内容だと思います。

2014/08/08