キャッシュマネジメント入門―グループ企業の「資金の見える化」

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キャッシュマネジメント入門―グループ企業の「資金の見える化」

  • 著者名:西山茂【編著】
  • 価格 ¥2,816(本体¥2,560)
  • 東洋経済新報社(2015/11発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492602188

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内容説明

入門書の決定版
リスクマネジメント、税務戦略、運転資本管理、
資金調達、人材、ネットワーク……関連するポイントもすべて網羅。

キャッシュマネジメントとはなにか?
キャッシュフローと、それに伴い発生する資金の過不足(資金ポジション)を効率的にマネジメントすることを指す。
具体的には、国内外のグループ会社を含めて、資金繰り、在庫、売掛回収、支払いサイトの調整、為替、社内価格振替制度、税金などを考慮して現金ベース(入金・出金)で管理することを指す。

制度会計やコーポレート・ファイナンスとの違いで言えば、次のようになる。
・キャッシュマネジメント
→半年から1年先までの意思決定。資金管理、資金繰り、現金出納などの実務的な業務や資金計画、為替管理、金利管理等の意思決定に関わる業務。
・制度会計
→過去の期間ごとの記録。会計原則、会社法、金融取引法等のルールに則ってすでに行われたことを記録する。
・コーポレート・ファイナンス
→2年~10年先までの意思決定。企業が資金調達し、その資金を配分して企業価値を高めるための効率的な財務戦略。

欧米のグローバル企業に比べ、日本企業のキャッシュマネジメントへの対応は遅れている。本書はリスクマネジメント、税務戦略、運転資本管理、資金調達、人材、ネットワークなど関連するポイントもすべて網羅した入門書となっている。財務管理者は必読の1冊。

目次

序章 キャッシュマネジメントの目的と背景
第1章 経営と財務リスクマネジメント
第2章 グループ経営とキャッシュマネジメント
第3章 税務戦略とトレジャリー
第4章 運転資本管理と資金調達
第5章 短期資金予測の理論と実務
第6章 会計とキャッシュマネジメント
第7章 組織と人材
第8章 コーポレート・ファイナンス、キャッシュマネジメント、会計の関係
第9章 キャッシュマネジメント・システムとコンピュータ・ネットワーク

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sho

1
2013年発行の古い書籍のため、キャッシュ・マネジメント・システムの動向などは現在と異なる点はあるものの、資金管理の実務やトレジャリー業務を概観している貴重な書籍。財務部員向けの教科書としては現在も通じる内容だと思う。2021/06/21

fuzziiko

1
グローバル企業や大企業などの実際の資金計画や日ぐり表、cccなどのキャッシュマネジメントシステムについて、具体的な実務面まで踏み込んで書かれており、財務部等のメンバーにとっては非常に参考になる内容。少し年数はたっているものの、一読したあとで何かしら自社のキャッシュマネジメントの考え方含め実務面でも活かせるところは得られるであろう一冊。とりわけ日米のネットバンキングなどの資金管理や決済手法の比較についての解説とccc、企業間信用と銀行借入の考え方が興味深かった。最新版が読みたいところ。☆4つ2019/06/10

かっしー

1
多くの大企業が利用しているCMSの意義が理解できる良書(CMSについて本書並みに解説している類書は他にないとの認識)。面白かったのは、CCCについては、サイクルが短ければ短いほど良いとの認識だったが、銀行借り入れ金利と企業間信用金利(一般的には後者の方が高い)の差から、サイクルを長くすることが金融費用の削減に資するとの指摘が興味深い。キャッシュマネジメントと財務会計、コーポレートファイナンスとの対比の記述は深い洞察がなく冗長である点は残念。2016/08/19

shiki30

0
財務部門として資金管理・税務戦略をどのように実行すべきか、考える材料に。ここはうちの会社は十分にできていないのでは?という箇所がたくさん見つかるかもしれません。2017/06/24

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