ハヤカワ文庫NV<br> 甦ったスパイ

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ハヤカワ文庫NV
甦ったスパイ

  • 著者名:チャールズ・カミング【著】/横山啓明【訳】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 早川書房(2013/10発売)
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  • ISBN:9784150412876

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内容説明

英国推理作家協会(CWA)賞  スティール・ダガー賞受賞作!故あって英国秘密情報部SISを追われた男トーマス・ケル。彼は昔の同僚から思わぬ依頼を受けた。SIS初の女性長官に就任するアメリア・リーヴェンが突如消息を絶った。アメリアのことをよく知るケルに彼女を探し出してほしいというのだ。ケルは捜索を始めるが、やがて驚くべき国際的陰謀が明らかに! 非情な謀略に巻き込まれた人々のドラマを描く傑作スパイ小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

eirianda

19
この小説が跨ぐチュニジア、フランス、イギリスを旅した気分になれた。後半に進むにつれ、たたみかけるように話が転がる。ハードボイルドではなく、スパイの迷いと不安心理とスパイになるきっかけなどが描かれていて、興味深い。著者も過去にスカウトされたらしい。なるほど。2017/12/12

Yoko

10
いつものスパイものの気分で読み始めたら‥‥‥あれ?なんか違う。主人公は首になってふてくされてる40男だし(お決まりの離婚の危機)、銃なんてしばらく撃ってなくて、しかも悪者にボコボコにされちゃう。そう、カッコ良くないの。でも好意、敬意を持つ女性を陥れようとする悪質な罠を知りひと肌脱ぐあたりは人間臭くて。国家間のスリリングな諜報合戦というよりは倦んでる中年男性が思わず頑張っちゃう話。現実のスパイなんてこんな感じなのかも、て思う。2015/10/17

Masa

9
読了。前半、「うむ、よくある鳴かず飛ばずの海外小説か」と思いましたが読み進めていくに連れてこれが中々面白かった!スパイ小説ですが、主人公ケルの葛藤もよく描かれていて、自分がケルだったら、と思うと心がズキズキしました。まぁぼくは、MI6にスカウトされなかったのでこういうこととは無縁ですが。著者の『ケンブリッジ・シックス』も十二分に面白そうだし、追いかけてみようかなと思います。ミック・ヘロンやチャールズ・カミングと、面白いスパイ小説を書いてくれる作家がいて、しあわせです。2016/10/20

わたなべよしお

6
何と言うのかなぁ、よく出来た秀作?そんな感じです。常にスケールの大きな国際的な謀略があるわけじゃないから、現代スパイモノとしてはこうなるのでしょうか。後半、チェイスが始まってからは一気に盛り上がるし、やっぱり優秀賞です。2013/09/13

洋書好きな読書モンガー

5
イギリス秘密情報部(SIS)の次期長官の妨害をしようとするフランス対外治安総局のスパイ戦に元SISのスパイが巻き込まれる話。物語の半分くらいまで話の進み方が遅くてあまりのめり込めない。なぜこの作品がスティール・ダガー賞なんだろう感が、残念。2024/06/22

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