創元推理文庫<br> 本の町の殺人

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創元推理文庫
本の町の殺人

  • ISBN:9784488213053
  • NDC分類:933

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内容説明

【ミステリ専門書店本日開店!殺人事件の在庫はございません】古書と専門書の書店が軒を連ね、それを目当てに大量の観光客が押し寄せる、読書家の聖地、本の町ストーナム。トリシアはそんなストーナムにあるミステリ専門書店の店主だ。ヴィンテージものの初版から、新刊のベストセラーまで取りそろえたこの店は、彼女の夢と努力が詰まった大切な城。ところが経営不振だった隣の料理書専門店の店主が殺され、高価な料理本の初版が消えた。保安官は第一発見者のトリシアを容疑者扱い。なんとか容疑を晴らそうと、彼女は必死で事件を調べはじめる。本屋だらけの町を舞台にしたライトなミステリシリーズ第1弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

125
タイトルのわりに‘平凡’でした。海外モノは訳者さんの手腕にかかる部分も大きいと思われますが、原文がそうなのか、訳者さんのスタイルなのか、正直、ちょっとクドかったかなと。何回か(も?)文章を読みなおす場面があり、スムーズに流れが掴めず、読むのに少し苦労しました。何よりも印象的だったのは、登場人物の大半が‘イラっ‘とくるキャラだったコトは非常に残念です。主人公は存在が「不安定」だし、主人公の姉は「邪魔」だし、タイトルにあるようなネタは、微妙な展開でした。期待して読んだ分、残念ながら失望感?が残っています。2013/09/28

ごへいもち

47
はずれのコージーが多いのであまり期待せず読んだせいか、そこそこ。「本の町」とはヘイオンワイをモデルにしたもの。うちの町も財政てこ入れにやってくれないかなぁ…無理かなぁ。2014/01/24

カムイ

42
ライトミステリーです、翻訳では読みやすい、アメリカの片田舎のストーナムで古書店を営むトリシアが主人公、悲惨な殺害現場はなく、あっさりと隣人が殺されるそれによりトリシアが疑われてしまうトリシアがとった行動は…❗古書や料理本の薀蓄もライトな感じです、隣人達のトークはアガサ・クリスティのミス・マープルを彷彿、飼い猫の名もミス・マープルどんだけ好きなのか❗ミステリー自体はオードックスなので可もなく不可もない、早い話し普通ですが読みやすさは良しこれは翻訳者が上手いのか。2020/07/25

ちょろんこ*勉強のため休止中

38
明るくて気立てのよい主人公のトリシアがなんといっても親しみやすくて魅力的。最初はイヤミでツンケンした印象の姉のアンジェリカが、実は妹思いで心暖かいということが段々と出てくるのもいいです。登場人物は少ないですが、一人一人のキャラ設定はなかなか良かったです。いつの間にかちゃっかりバイトをすることになった老人エヴァリットはお気に入り(^^♪ただ「本の町」とある割には本についてのうんちくがなくて、単に本屋を舞台にしただけという感じもしました。謎解きも特に驚きはなかったなあ。まあ気楽に読めて楽しかったです。2013/11/16

ホームズ

36
ミステリとしては正直なところイマイチな作品。保安官が私情に走りすぎてるし読んでて腹立たしいくらい。その他の本屋で働く脇役たちは良かった(笑)あんまり深く考えずに読むにはいいかもしれない(笑)とりあえず本が色々ある風景はいいしね(笑)本自体は名前しか登場しないけどちょっと気になる(笑)邦訳なしとか丁寧に入れてくれてるのも面白い(笑)とりあえずシリーズが出るなら読んでみたいかな(笑)2013/08/29

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