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内容説明
これなら恨まれず、素直に聞いてくれる――もう、部下たちに、振りまわされない!彼らが勝手に動き、自然に業績が上がる。そして何より、ストレスフリーで自分の仕事に邁進するために。部下を叱るのは気が滅入る。叱られて気分のいい人などいないことは、誰でもわかっているからだ。しかし、部下をきちんと指導、管理するためには、「叱ること」は避けては通れない、いわば「仕事」のようなもの。関係を良好に保ちながら、うまく導くためにはどうすればいいのか。本書は、最新の心理学データに基づきながら、上司にとっても部下にとってもよい叱り方を伝授する。自分はストレスから解放され、部下は育ち、業績まで上がる――一石三鳥の指導術。部下を叱りつけても、部下に嫌われない方法。そんな魔法のような方法があるのか、と読者のみなさんは思うであろう。実は、そういう方法がちゃんと存在するのである。(本書「はじめに」より)
目次
第1章 上手に叱って、部下に嫌われないコツ<br/>第2章 さりげなく部下の心を動かす心理術<br/>第3章 叱り上手になるための簡単実践テク<br/>第4章 知っておくと役立つ、効果的な叱り方の極意<br/>第5章 好かれる上司が実践している、上手に叱るコツ<br/>第6章 嫌われずに、上司から「叱られる」技術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
30
こういった新書には珍しく消極的というか、低姿勢なタイトルに惹かれて読んでみましたが、参考になる点が多々ありました。部下を叱るのは気が滅入るから、嫌われないようにさりげなく叱るコツを伝授しますというスタンスですが、しこりを残さない上手な叱り方ができれば、組織は円滑に回るもの。「叱る時こそ丁寧な言葉を使う」「手を止めさせて真剣に聞く姿勢をとらせる」「叱責は30秒以内」などは、かなり役立つ技術だと思います。「ミスをしたら援助の手を差し伸べて、叱るのは後回し」…何かあるとすぐ怒鳴る上司に読ませたい本です。2013/10/21
tad iij
1
心理学を絡めていますが、大筋は感情的に叱れば角が立つという内容だと思います。叱りを怒りとして捉えれば、怒りは二次感情なので怒りにつながる一次感情があり、まずは「何のために怒っているのか?」を考え、相手や周りのためなら自分の怒りは抑えて話せばいいかなと思います。ビジネスシーンではあまりないかもしれませんが、怒りが自分のためならば、今の時代嫌われることを恐れず多少は怒りを表に出してもいいのではと思います。長々書きましたが、この本の最後に書いてあるとおり、その人の普段の人となり、ひいては信頼関係が大事ですね。2019/01/08
乱読家 護る会支持!
0
密室では叱らない。その場で叱る。丁寧な言葉で叱る。一回だけ、プチ切れてみる。叱るのが悪いのではなく、褒めないのが悪い。高い期待をしすぎない。「私は悪くない」態度で謝罪すると、たいがい余計に怒られる。なとなど、、、まあ、怒らんこっですなあ、、、(^^;;2016/03/24