内容説明
「『僕』は、薫子さんのことが――好きです」 学院祭の舞台で“にせもののキスはいや”と拒んだ彼女におもわず口づけをした千早は、自分の思いをあらためて考え――そして言葉にして伝えた。互いの密着した身体から強く脈打つ心臓の鼓動が伝わり――そのまま融け合ってしまいそうになる。「千早、すごく……ドキドキしてる。あたし、自惚れちゃっても、いいのかな……」 この学院で出会ったかけがえのない友人、そして愛する人の存在が千早に新たな一歩を踏み出す勇気を与えた――。乙女の園で交差する恋と友情の物語ついに最終巻! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アツシ@疾風(仮)
3
完結。かなり微妙。とにかく微妙だった。期待した薫子ルートが全く面白くなかった。序盤で千早と薫子が恋人同士になったのに,ラブラブなシーンがほとんどなし。こいつら本当に好き合ってるの?と疑うレベル。序盤で結ばれた結果を全く生かせていない。薫子の家の問題について,薫子が出した答え。それに全く納得できないし,千早の家の問題に至っては放置と言ってもいい。感情移入が出来ないまま,そのまま読み終わりました。作者の実力はこんなもんじゃないはずなんだが。千早の正体もばれないまま終わるというのもなぁ。2013/09/21
藤崎
3
ようやくたどり着いた最終巻。これまでで大体わかってましたが、ラノベとして一本化される際、やっぱり割を食ってる部分が結構・・・出番オールカットな千歳さんとか、微妙にいちゃラブ少なくて物足りないとか、そして何より私的伝説のカチコミがカットされてて実に惜しい・・・ただ、ゲーム版では語られなかった主人公の物語があるので、総合すればゲーム版やった人にも新しく、未プレイの人は普通に楽しめるようになっているかと。ささやかで、けれどかけがえのない奇跡が、確かにそこにあったと信じられるような、とても温かくて優しい物語でした2013/08/14
Ency [L-N]
2
秋を過ぎ冬も過ぎ季節は巡り、春を迎えた千早たち三年生を待つのは卒業式…、5巻最終巻でした。前巻終盤で舞い込んだ急報から引き続きな序盤、降誕祭、年末年始の話、薫子と実父の不和の顛末、千早の実家の問題の軟着陸、バレンタインデー、そして卒業式と、少し駆け足気味にイベントを追う展開ではあったけれども、最終的には良い〆だったな、と。千早が父親と向き合う(逆の構図とも取れる)話が書かれてたりもして、ここまで読んできた甲斐があった。「千早・薫子・香織理」や「千早・薫子・史」という、トリオな構図のシーンも良かったなー。2013/09/05
アロゲロゲ
1
千早と薫子がそれぞれの家の問題にきちんと向き合う姿に感動した。卒業が近づくに連れてあぁ本当に終わってしまうんだなぁと思い登場人物がもっとこの場所にいたかったという気持ちにシンクロしてしてしまった。2013/10/17
葛宮詠
1
完結。せっかく細かく設定が作りこまれてるのだから、ファミ通文庫から出ていた『櫻の園のエトワール』と1も新たな物語として再構成してほしいなぁ。2013/08/12
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