内容説明
戦国大名たちは合戦だけをしていたわけではない。 和睦や軍事同盟、領土交渉という「外交」を、活発に行って戦国時代を生き抜かんとしていた。 武田信玄・今川義元・北条氏康による名高い「甲駿相三国同盟」の成立の舞台裏をはじめ、文書と交渉者「取次」が飛び交う、外交の現場を生々しく描き出す。 最新の戦国期研究の成果がここにある! (講談社選書メチエ)
目次
序章 戦国大名という「地域国家」
第1章 外交の作法
第2章 外交による国境再編
第3章 外交書状の作られ方
第4章 取次という外交官
第5章 外交の使者
第6章 外交の交渉ルート
第7章 独断で動く取次
第8章 取次に与えられた恩賞
終章 戦国大名外交の行く末