講談社文庫<br> 月と詐欺師(下)

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講談社文庫
月と詐欺師(下)

  • 著者名:赤井三尋【著】
  • 価格 ¥712(本体¥648)
  • 講談社(2013/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784062776448

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内容説明

詐欺師たちは当主の儀一郎に反抗して解任された灘尾電機の元社長を仲間に引き入れ、財閥本社の電話交換嬢を騙して抱き込む。用意した餌は、海軍に食い込みを狙う灘尾が渇望する最新軍事技術。特高警察・検事局・海軍技術研究所が交錯し、クライマックスの京都帝国大学へ。痛快コンゲーム・ミステリー長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

69
気楽に楽しめるエンタメ作品。欲を言えば、もっと刺激強めでハラハラドキドキしたかった。意外とすんなりピンチを切り抜けちゃうので、日曜劇場ではなく土曜ドラマかな。以前に読んだ『翳りゆく夏』の方が断然好み。もう一冊くらい読んでみたい。2017/07/10

夜長月🌙新潮部

65
痛快なコンゲーム。財閥を破滅させるには相手を騙すだけではなく警察も軍部も巻き込みます。詐欺師は嵌める構図を考えることを絵を描くといいますがどれだけ真実に迫った絵をえがけるか知恵比べです。痛快なだけでは終わらない鉄板コンゲームの結末には一本取られました。2020/03/28

にいにい

64
初赤井三尋さん。面白い~。上巻から一気読み。春日たちと灘尾との契約当日、佐伯助手の突然の登場で作戦失敗のアクシデントが何度も。機転が、更なる危機に繋がる流れがいい~。今度は佐伯助手の思いやり?でまた危機に。スリリングな展開でハラハラドキドキ。心理戦も面白い。応挙の掛け軸のくだりには、騙されたなぉ~、春日と弦智貫首の曲者ぶりが凄い!。春日は寺男になっていそうで、でも、どこかで、続けていそうでもある?灘尾は、夢は、潰されたけど、致命傷なのかな?楽しめた一冊。2017/03/12

うめ

40
これはめちゃめちゃ面白い。大事な事なのでもう一度言います。めちゃめちゃ面白い!スパイ大作戦や特攻野郎Aチームとかが好きなひとにはたまらない。ワルモノをきっちり、法の元でオトシマエつけさせるところが良いね◎できる限り非暴力。綿密なリサーチ&計画と、それぞれプロの仲間達との協力と、知恵と機転でピンチを乗り切る。読後感もとても良い◎このチームの活躍をもっともっと見ていたい。シリーズ化しないなんてとんでも勿体ないけれど、潔くていいの、かも?本当、面白かった。なんでこんなに読まれていないか意味不明。2016/06/19

siro

37
ハラハラしながらページを捲る手が止まらなかった。公衆電話へ走る場面では携帯電話って便利だよなぁーとしみじみ。悪者が成敗されるスッキリ感。それと最後の最後でもうひとつの優しい驚きがあって…面白かった!2018/04/17

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