浅き夢見し

著者名：押切もえ【著】

小学館（2013/10発売）

• ISBN：9784093863605

内容説明

ＡｎｅＣａｎモデル押切もえ初の長編小説！

AneCanモデル押切もえが構想・執筆に3年をかけ、すべて自ら書き下ろした完全オリジナルストーリー。新書『モデル失格』が大ヒットとなった著者による、モデル界初の長編小説です。
主人公は25歳の売れないモデル。きらびやかな舞台に立つことを夢見るも、実際には何も行動を起こせず、うまくいかない挫折の日々。空回りするオーディション、業界の甘い罠、ダイエットとリバウンド、後悔だらけの恋愛、ライバルの出現…、数々の試練やネガティブな感情に押しつぶされそうになりながらも、いかにして売れるモデルへと成り上がっていくのか。彼女が見つける、自分だけの未来とは…。
「表舞台で輝く笑顔の影には、他人には見せない努力、葛藤、摩擦…など辛く苦しい裏舞台が必ずある。それがあるからこそ、表舞台に強く立つことができる。夢を追い続けることは大切だけど、大変なんだ」という思いをこめて書き上げた長編小説。 モデル業界のバックステージや、キレイになれるノウハウなど、現役モデルだからこそ描ける細やかな描写に注目してください。人生をあきらめかけている人にこそ読んでもらいたい、新感覚の「モデル小説」です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Shinji]

綺麗になりたい、美しくなりたいという思いは男女問わず誰の心の中にもあるはず。でもその本質は磨くという行為だろうね♪ 押切もえさん、モデル出身でマルチな活躍をされている方でどういうモデル話を書かれているのかが楽しみでした。シンデレラストーリーといえばそうですが、ファッション業界の裏側や美容に対する意識等、モデルの見えない部分は押切さんでしか書けない内容でしょうね！ラストのファッションショーのバックヤードの喧騒は昔を思い出しながらハラハラさせられました。女性にとっての美の参考になるのでは！？ 気持ち的に。

2016/06/04

[takaC]

RG17 Men's Final 125分観戦のお供に読了。片手間でも問題なく理解できる展開だったのは良かった。

2017/06/12

[ミカ]

【図書館】自叙伝なのかな？綺麗な文章を書く方だなあと思いました。ちょっときれいすぎてポエムを読んでいるような気分にもなりましたがヽ(^o^)丿もえちゃんと一緒に活躍していたエビちゃんや麗子ちゃんがつい最近Ａｎｅｃａｎ専属モデルを卒業しましたが、もえちゃんはどんな道を歩むのか。モデルや絵画、作家など多方面で活躍している彼女を見届けたいなと思います。

2016/06/23

[馨]

CanCamもAneCanも愛読した時期があり押切さんが努力家で読書家なのを存じ上げた上で小説となると？と半信半疑で読みました。 時間をかけ、書き直し、頑張って伝えたいことを押切さんの中で懸命に書かれた感が伝わる文章で数時間で読めます。モデル業界の裏（知られている事実も）が書かれていて、主人公瞳みたいな性格の良いモデルは実際いない？と思います。一般企業さえ女子が沢山いる所は妬みやいじめもあるのに美を追求するモデル業界では醜すぎて恐ろしいと思います。瞳の熱意にちょっと心を動かされたリオに少し救われました。

2013/12/31

[くみくみ]

モデルを目指すものいつもやる気がなく自分に自信が持てず、うまくいくモデルを羨み、うまい騙され話により、所属事務所を解雇される。全て失いありがたいことだと捉えて一生懸命取り組めなかったことを悔いて、今日よりましな明日は自分でつくると決意する。比べたらハマる。人と比べてたら自分の良さなんて出ない。自分でも良いって認めてるから発信できる。また後ろを向いたら自分が置いていかれるだけ。強い気持ちを持てないのは問題外。頑張ってる姿はいつも見てる人はいる。やりたいこと貫くんだったら、目を逸らしたり逃げたりしたら負け。

2017/10/25