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内容説明
「楽園」誌上で発表された6本&他誌1本に描きおろしを加えた読者待望の著者3冊目のコミックス。発売中の作品集『薔薇だって書けるよ』『同窓生代行』と併せてお楽しみ戴けますと幸甚です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
9
どの短編もせつない…やっぱ表題作かな、と読み終わろうと思ったら!「そんなに見ないで」まだ続きがあった!メガネふきでここまで引っ張ってくれてありがとう。2013/08/18
sputnik|jiu
8
書店で見かけるとつい買ってしまう、売野機子の作品集第三弾。あいかわらず、どこまでも「少女漫画」である。ある種の「戻れないポイント」の手前で右往左往する(あるいは立ちすくむ)少年少女たちの、美しいけれども、同時に醜く愚かでもあるジュブナイルの断片がこれらの作品では提示されている。すでに「こちら側」にいる僕にとっては、それらはもはや滑稽にすら見えるんだけれど、読了後、何故だかどうしようもなく涙が流れてくる。その成分は「懺悔」とか「後悔」とか呼ばれるものに近いのかもしれない。今回も好い作品だった。2013/08/10
蜜葉
7
どれも少しからくりがある素敵なお話ばかり(^^)BEAMコミックス系のストーリー&イラストだけど、楽園掲載なんだね〜高評価なだけある良作短編集。2014/07/01
aoneko
6
Le Paradis で読んだときはあまりぴんとこなかったけど、纏めて読んだ方がいいな。別の作品でもおもったけれど、やっぱり大島弓子をどこか彷彿とさせるような...絵柄というか雰囲気が一昔前の少女漫画っぽい。好い意味で。個人的には90年代後半っぽいのを望んでしまうのだけど、「不安定だったころのキミが好き」と「汚い大人になる前に」がなかなか。2013/08/08
駒場
4
雑誌のほうで読んでいたがまとめて読むと感慨深い。短篇集だが、どの話にも味がある。切ない話から、コミカルな話、少し百合っぽい話、BL……といつものようにバラエティ豊か。売野さんの描く女の子、あるいはかつて女の子だった大人たち、みんなとても可愛い。母になれなかった女性と男の子の話、一夜にして女子高生になった小学生の話が特に好きでした。あと描きおろしのBL、作品集2の続きなんですけど、とてもありがたかった……2013/08/11