内容説明
アートは経済や政治と密接に関係している―。そしていま、世界の国々は文化政策に多額の予算を割き、芸術分野の対外発信事業に力を入れている―。それはなぜか。「経済的な都市おこし」を目的としたヴエネツィア・ビエンナーレに代表される大規模国際展、経済動向を色濃く映し出す「アートフェア」やアジアのオークション事情、さらにはギャラリストやキュレーターといった「時代を動かすキー・プレイヤー」の動きから、美学や美術史の観点では語られることのない、「現在進行形・アートの見方」を包括的に示すとともに、日本の文化的プレゼンス向上に向けたヒントを探る。
目次
第1章 アートの経済力と政治性
第2章 アートが地域の鍵を握る
第3章 アートフェアの時代
第4章 過熱するアジアのオークション
第5章 時代を動かすキー・プレイヤー
終章 経済は文化の僕―日本文化の過去・現在・未来
著者等紹介
宮津大輔[ミヤツダイスケ]
1963年東京都出身。アート・コレクター、京都造形芸術大学客員教授。一般企業に勤めながら、収集したコレクションやアーティストと共同で建設した自宅がデリム現代美術館(韓国・ソウル)での展示を始め、国内外で広く紹介される。文化庁「現代美術の海外発信に関する検討会議」委員、“WONDER SEEDS”(トーキョーワンダーサイト)2010~14年審査員他を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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