平成風雲録―政治学者の時間旅行

電子版価格
¥1,426
  • 電書あり

平成風雲録―政治学者の時間旅行

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163908984
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

安倍政治の本質とは。「天皇生前退位」の舞台裏は。現場を歩き、時代の証人の語りを引き出す。時代を見ぬく目を養う御厨流政治道場。「今や、メディアは政治を論じるのではなく、政治を消費している」

と憂える御厨貴さん。

行動派の政治学者であり、

TBSテレビ「時事放談」の司会者としても知られる。



「オーラル・ヒストリー」の第一人者として、政治家や官僚たちから証言を引き出し、

官邸や歴代首相の私邸を訪ね歩いて、政治的意思決定の現場を分析する。

東日本大震災後の「復興構想会議」や、

天皇陛下の「公務の負担軽減等に関する有識者会議」の座長代理も

つとめてきた。



そんな著者が、時代を見抜く目を養う

?御厨流政治道場?を開講!



【本書より】

・安倍政権は「やってる感」の政治である

・災害が常態化した日本に必要な視座とは

・「天皇生前退位」の道を拓いた有識者会議

・明治・昭和・平成の三十年を比べてみると

・なぜ平成の役人は公文書を廃棄するのか

・私人として沖縄問題に臨んだ「開発天皇」

・「権力の館」を映像化して見えてきたこと

・野中広務、堤清二、中村隆英、岡崎久彦、西部邁、佐藤誠三郎、粕谷一希……

縁深く懐かしき人々の肖像

御厨 貴[ミクリヤ タカシ]
著・文・その他

内容説明

現場を歩き、時代の証人の語りを引き出す。第一線の政治学者が、時代を見ぬく目を養う“御厨流政治道場”を開講!

目次

第1章 安倍政治とは何だったのか
第2章 メディアと政治―“災後”の日本
第3章 「天皇生前退位」の舞台裏
第4章 オーラル・ヒストリー風雲録
第5章 政治学者の書斎から
第6章 政治学の冒険
第7章 政治学者の打ち明け話

著者等紹介

御厨貴[ミクリヤタカシ]
1951年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。ハーバード大学客員研究員、東京大学教授などを経て、東京大学先端科学技術研究センター客員教授・放送大学客員教授・東京都立大学名誉教授。サントリーホールディングス取締役。専門は政治史、オーラル・ヒストリー、公共政策、建築と政治。著書に『政策の総合と権力』(東京大学出版会、サントリー学芸賞受賞)、『馬場恒吾の面目』(中公文庫、吉野作造賞受賞)など多数。2018年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsubun1000mg

2
テレビでたまに見かける政治学者の研究、出演者とのやりとりなどが書かれている一冊。 学者らしく内容は堅いですが、テレビ出演に慣れている方らしく、読み込んでいけば分かりやすい文章でした。2018/11/23

わび

1
異能の政治学者、御厨貴のエッセイ集。新聞のコラムなどから集められた短評は時事評論から巡り合った政治家や学者の回顧、研究生活の思い出話までと幅広い。一つ一つは短いものが多く、気軽に読むことができる。個人的には「時事放談」への出演や有識者会議、書評委員への参加といった大学外での社会貢献活動へのスタンスや、数多く、かつ広範囲に渡る著作たちの自身の中での位置付けなどについて興味深く読むことができた。2019/06/02

politics

1
御厨さんの様々なエッセイ・時評などを集めた一冊。内容は自身の研究人生、有識者会議の出来事、佐藤誠三郎ら多彩な人々との出会いなど様々である。岡崎久彦や粕谷一希、意外だったのが西部邁など、本当に多くの人々との交流があったことがわかり、こうした出会いが御厨さんの他の学者とは異なる「御厨政治学」を生んだ一つと要因なのだろうと感じた。また本書は、御厨さんの他の著書を読む際に読むべき道案内的な要素もあるのではないかと思い、御厨政治学の第一歩に是非お勧めしたい。2019/03/21

バルジ

1
ここ5年ほど各媒体で出した時評等を一冊の「本」として纏めて出したものだが、それぞれに「御厨貴」という政治学者の多彩な姿が映し出されていて面白い。 有識者会議の「代理稼業」に研究者としての「黒歴史」、師匠である佐藤誠三郎との思い出等、バラバラに出されていたものが、一つの器に収まるとこうも複層的な一人の人物を浮かび上がらせるのかと驚いた。 一般的に賞味期限の短い政治評論も、著者の手にかかれば長期保存出来、随時参照できる政治分析と化すのだからもはや「怪政治学者」と言っていいのではないだろうか。2018/12/08

katono

1
政治学者としてTVなどでも活躍する著者のエッセイ、散文をテーマごとに章立てて集めた本。どこから読んでも良い。逆に統一的なテーマはない。個人的に面白かったのはオーラルヒストリーの章。本人にその経歴を語らせる事で隠れた歴史が垣間見れるのだろう。高級官僚の隠れた一面など興味深い話があった。(評価3/5)2018/12/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13081328
  • ご注意事項