内容説明
「自分史上、もっとも重い怪談集です」怪異蒐集家・木原浩勝。禁忌に触れてしまった者たちを襲う恐怖。突然、会社が引っ越したビルの一室。誰もいないはずのフロアからガラガラガラガラと奇妙な音が鳴り響く。不審に思い部屋に近づいた会社経営者の身に起きたこととは!? 怪談「錆」をはじめ5つの恐怖を、累計部数130万部の現代百物語「新耳袋」、「九十九怪談」、「隣之怪」シリーズの著者が描く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
41
帯に「自分史上最も重い怪談集」とあるので思わず期待して読んだのだが…これが重い??一頁目だけに何故か付いている振り仮名といい、イラストといい、思わず子供向けの本かと思ってしまった。話し言葉や民話テイストの話もそれに拍車をかけているし。話は全五編と怪談にしては一つ一つが長めで、正体のわからない得体の知れない話はあるにはあり「話」としてはこちらの方がそれらしいのだが、やっぱり『新耳袋』に比べて冗長というイメージは否めない。あの引き締まった余計な物を削ぎ落とした得体の知れなさは、もう過去のものなのかなあ。2013/08/28
あじ
15
"AXNリブラリアンの書架" にて、著者が渾身の一冊だと胸を張って紹介していた怪談集。本の帯にもその心意気が前面に出ていました。私は怪談ばかりを読むマニアではないので、何処が恐怖のツボなのか掴めないまま終わりました。私の所見ですが怪談レベルの対象年齢は、小学生からという事にしておきます。2013/10/02
パブロ
10
「自分史上、もっとも重い怪談集です」という帯に狂喜乱舞。やったね、『新耳袋』シリーズでタブーとされた禁忌話がとうとう解禁か!? な〜んて思ったら、全然そんなことなくてガッカリ。ちょっとちょっと、内容といい挿絵といい、これって子ども向けじゃん! こんな生ぬるい実話怪談をホントに『メフィスト』に連載していたの? しかも、「金嬉老」にもじったこのタイトルのセンスのなさに、もう落胆を通り越して脱糞ですよ、マジで。あぁ、『隣之怪』シリーズといい、もう『新耳袋』シリーズのそこはかとない怖さは再現できないのかな〜。2013/08/05
備忘録
8
普段の実話怪談作品より少し長めのものが5本収録、そのためすぐに読み終わる 内容的には少し前の時代を思わせる話が多く、結構普通に霊に対処してくれる方々も現れたりする 話としては充分怖い話だけど、これまでで1番みたいな煽りはピンとこなかった 少し実話怪談ぽさを感じない作品もあったが、作品としては面白い2024/12/26
そうさん
8
期待していた感じではなく。怖い昔話のような印象。実話感がなく、怖めの児童書なのかなと思った。2024/12/13
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