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内容説明
いまやビジネスの世界では、「データ分析が競争を制す」と言われる時代。しかしその一方で、高い分析ソフトを買ったものの、宝の持ち腐れで終わっているという会社も少なくない。では、分析力を武器にできる会社は何が違うのか? また分析力を武器にできる個人は何が違うのか? 第一人者が丁寧にその違いを解き明かす。(講談社現代新書)
目次
第1章 データ分析に関する勘違い(データ分析の主役 分析の価値 モデルは所詮プラモデル ビッグデータとは何か?)
第2章 データ分析でビジネスを変える力(「分析力」だけではビジネスを変えられない 見つける力(問題発見力)
解く力(いわゆる分析力)
使わせる力(実行力))
第3章 分析力を向上させるための流儀(四つの問いを自問自答してみる 正しい心構えを持つ 役立つことに貪欲になる 良い習慣をつける―分析者九ヵ条)
第4章 分析プロフェッショナルへの道(分析プロフェッショナルとは? 分析プロフェッショナルへの道 分析プロへっしょなるという職業の魅力)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
153
分析をするに辺り多くの苦労があるんだなと思う。私も職業柄似たようなことをしているのであるあると思うこともあった。2014/12/17
KAZOO
124
データ分析についての本で私は非常に新書でありながら役に立ったという気がします。最近はFin Techということでビッグデータということはあまりいわなくなってきている感じがします。両者とも海外からの受け売りなのですが日本の場合はビッグデータ対応は必要なく、そのデータをうまく利用していない気がします。ですのでそこのところの考え方などが明確になっているので参考になります。日本の場合はデータを一元管理している割にはアメリカほど利用分析していないと思っています。2016/05/17
☆ゆう☆
78
Analystに求められるものは決して数学力でもIT力でもないということがよく分かる一冊。私はビックデータの分析には情報処理技術と情報科学の両方の専門知識を兼ね備えた人材が求められると思う。大量のデータからいかに素早く目的にあった情報を抽出できるかは技術力が問われ、得られた分析結果から有効な意思決定を導くためには情報科学の知識をもった人材が必要とされる。どんなに複雑なデータで画期的な分析をしても、なぜこの分析結果が有用なのかということをきちんと伝えることが出来なければビジネスで使ってもらうことは出来ない。2014/07/18
vinlandmbit
48
2013年時点の刊行にも関わらず、データ分析がこれだけ盛り上がっているまさに今も学びの多い良書です。終盤の分析者九ヶ条が特に参考となりました。2019/11/18
T2y@
37
意思決定・アクションに繋がらない分析は、価値が無い。 分析モデルは、あくまで『モデル』 あらゆる要因を盛り込んでも、誤差はある。分析の完全性よりも見極め。ですよねやはり。2017/04/10