新潮新書<br> ネットのバカ

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新潮新書
ネットのバカ

  • 著者名:中川淳一郎【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 特価 ¥462(本体¥420)
  • 新潮社(2014/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106105302

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内容説明

ツイッターで世界に発信できた。フェイスブックで友人が激増した。そりゃあいいね! それで世の中まったく変わりませんが……。ネットの世界の階級化は進み、バカはますます増える一方だ。「発信」で人生が狂った者、有名人に貢ぐ信奉者、課金ゲームにむしられる中毒者、陰謀論好きな「愛国者」。バカだらけの海をどう泳いでいくべきなのか。ネット階級社会の身もフタもない現実を直視し、正しい距離の取り方を示す。

目次

序章 ネットが当たり前になった時代に
第1章 ネットの言論は不自由なものである
第2章 99.9%はクリックし続ける奴隷
第3章 一般人の勝者は1人だけ
第4章 バカ、エロ、バッシングがウケる
第5章 ネットでウケる新12ヶ条、叩かれる新12ヶ条
第6章 見栄としがらみの課金ゲーム
第7章 企業が知っておくべき「ネットの論理」
第8章 困った人たちはどこにいる
終章 本当にそのコミュニケーション、必要なのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

72
ネットは飲み屋に居合わせた人々と楽しむ感覚でやるのが宜しいという。例えば某企業の部長さんは、企業人という殻を脱ぎ捨ててCMを盛りあげていった。本書はそういうネットの達人を激しく賛美するでもなく、また逆にローマ法王やオバマ大統領に失礼なツイートを送りつけた人々を声高に非難するでもなく(恥ずかしいとは言っているが)、淡々と事実を並べてネットの現状を述べている。好きな給食ランキングで《キムチチャーハン》が3位になった事に非難が殺到する「嫌韓気分」て何だろう…冷静に考えたい。ネットは今や現実と一体化しているのだ。2015/04/16

どんぐり

71
ネットから恩恵を受けている著者がネットユーザーを酷評する自家撞着本。ネットを使うことが当たり前になった時代、ネットの世界にはあまりにも「バカ」で困った人が多い。ネットは、あくまでもリアルの場で実績がある人をさらに強くするもの。ネットがあろうがなかろうが有能な人は有能なまま、無能な人は無能なまま、人間はどんなツールを使おうが、基本的能力がそれによって上がることはない。だから、ネットはうまく使おうねということを言っている。ちなみにこの本で、アフリエイターの与沢翼氏について批判的に書かれていた。「あなたの1クリ2016/07/02

harass

51
デビュー作のネット批判本から4年後の2013年ごろに書かれた本。以前のような玉手箱のような存在ではないネット界で起こった出来事などを語る。ステマやペニオクなど懐かしい。ネットニュースのプロデュースを成功させた著者がネットで受ける記事とはなにかをまとめてある。バカの暇人の好物ばかりだ。また『ジャズ喫茶理論』には頷いた。「互いの自己顕示欲がぶつかり合う場」がネットの行動原理なのかと。身も蓋もないネットのリアルを見せつける。リアルを充実させよう。2016/06/19

紫羊

48
ちょっと前に職場でFacebookが流行したことがあった。私にも参加するように熱心に勧めた上役が、「〇〇さんは100人、〇〇君は300人、すごい数の友だちとつながってる。君にも友だちがいっぱいできるで~」と口癖のように言っていたっけ。その時感じた薄気味悪さの正体が、この本を読んで明らかになった。2014/11/24

なかしー

47
読友さんが読んだ本から。 SNSやらネットが日常の一部となっているので、そのリスクについて漠然としか分かっていないなーと思っていましたので良い苦薬となった。 内容は実際に起こった当時(2013年)の話なのでちょっと古めに感じる点もあったが面白く読めた。 改めてネットに文字を残すことの難しさを感じた。2019/01/08

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