角川SSC新書<br> 庶民は知らないアベノリスクの真実

個数:1
紙書籍版価格
¥880
  • 電子書籍
  • Reader

角川SSC新書
庶民は知らないアベノリスクの真実

  • 著者名:森永卓郎
  • 価格 ¥838(本体¥762)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047316119

ファイル: /

内容説明

アベノミクスに沸く中、静かに進む社会変革。7月の参議院選挙後、その動きは一気に加速する。安倍政権が目指すのは、超弱肉強食、かつ強烈な利権社会だ。「そんなこと、おとぎ話だ、妄想だ」と躍起になって否定する人は多いだろう。体制側にいる人ならなおさらだ。しかし、庶民にとっての悪夢が現実になってからでは遅いのだ。本当は怖いアベノリスクの真実を森永卓郎が大胆に読み解く。これはおとぎ話ではない。日本という国の恐ろしい現実なのだ――。

目次

第1章 アベノミクスの行き着く先(なぜ『デフレの真実』は外れたのか? 日銀の意外な変節 ほか)
第2章 野田佳彦の謀反(野田政権のデフレ政策とデフレ脱却後の課題 経済成長だけで財政再建はできないの嘘 ほか)
第3章 安倍晋三の深慮(晴れのち雨の日本経済 自民党らしい経済対策 ほか)
第4章 民主党政治の堕落(野田首相の焦土作戦 政治がビジョンを失った ほか)
第5章 自民党独裁政治の再来(「右翼」の時代がやってきた 絶対平和は幻想か? ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

49
明るい未来は描かれていない。インフレ政策と消費税アップで、年金生活者は4分の1の減収となる。規制緩和で3大都市優遇、地方切り捨て。弱肉強食の世界となる。金融緩和を米国に納得させるためにTPPと辺野古移設を了承した。庶民は輸入の安い作物を食べ、権力者たちは高くて安全な国産作物を食べる。海外から安い賃金の労働者が入り、国内の非正規労働者の賃金も下がる。構造改革で正社員の解雇も簡単に行われるようになる。政権を固めるためのナショナリズムの高揚。戦争に行かされるのは若者たち。自ら志願するのは貧困者。2013/10/10

壱萬弐仟縁

32
ゴシ太本。浜矩子教授はアホノミクスと揶揄されるが、いずれにせよ、危険な経済政策は明白。成長戦略:小泉内閣の格差社会を超格差社会に変貌させ、庶民生活は戦後最大の危機を迎える(17頁)。そう思う。2%の物価上昇となると、年金は10年間で実質19%減。実質所得24%減(119 頁)。これでは長生きできやしない。金持ちしか老後はないのだろうか? 社会保障を棚上げにして、消費税率だけを上げるというのは、詐欺に近い(149頁)。TPPでメリットを受けるのは経済強者だけ(202頁)。そうだと思う。2015/05/20

さきこ

6
話題のアベノミクスの負の局面を描いたもの。金融緩和・公共事業を批判する他の本と違い、この本は第三の矢=成長戦略を批判する。 竹中氏が政権に入り込んだ時点で弱肉強食社会になることは見えている。それにブレーキをかけるためにも、しつこく指摘し続けなければならない。憲法に対しては著者に全面的に同意。憲法は理想なのだから現実に合わせる必要なし。96条を緩めると安倍政権以降が心配。ちょっと合わないのは右傾化の話。左に傾いてたのが真ん中に戻っただけでは?集会で国家を歌うくらいなんでもないと思うけど。2013/07/15

Yuji

4
これから日本はどうなっていくのか。2013/09/15

Humbaba

3
何かを実施すれば、それによって利益を受ける人もいるし、反対に不利益を被る人もいる。また、未来を完全に見通すことなど不可能なので、予想通りには行かない可能性は否定できない。政府がどう動くかは個人では制御不能であるからこそ、予想される範囲の中で何をしても大丈夫なように身を守る必要があるだろう。2016/10/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6968348
  • ご注意事項