内容説明
中学3年生といえば、何にでも興味があり、何でもやりたいし、早く大人にもなりたい本当に難しい年頃だ。大和田倫子はその問題の中学3年生。厳格な家庭に育った彼女は、両親への反発から、酒に溺れ、男に夢中になり、あげくのはてオートバイで自殺した。だが一ヶ月後、東京駅に彼女の幽霊が……。自称“世が世ならお姫様”の容子と女性にはめっぽう甘い友也の中3コンビが、醜い大人達の悪事に挑戦状をたたきつけた!! ユーモア・ミステリーの傑作。他にオリジナル3作品収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポップノア♪@9/1~9/5初入院。でもプチ旅行気分
73
家庭の用事で東京駅へ向かう友也。ラッシュアワーの中、同世代の女の子を見つけ興味本意で後を付けるも、東京駅の地下へと続く階段で彼女は消えてしまう。まるで幽霊のように…。今月再販された作品。東京駅の地下に秘密の通路があるという粗筋を読んで懐かしさから再読です。中学生の主人公と、事件に首を突っ込む好奇心旺盛な同級生の女の子という、赤川さんお得意の青春ミステリー。国家の陰謀の臭いもするし、結末は忘れてたので楽しめたけど、最後はあっさりテイストでがっかり。でも、当時は主人公と自分を重ねてドキドキしてたことでしょう。2021/04/21
You
4
「あの、小学校の図書館にあった、絵が怖い、人類ホカン計画みたいなやつ」で話が通じる本。実際あったのは学校図書から出た単行本で、カバー絵は昭和のホラー本そのもの、中にも気味悪い挿し絵が入っていた。残念ながら文庫では削除されている。内容は「人類ホカン計画」程度にしか頭に残っていなくても、それで通じるほどの衝撃は姉妹共々残っていた。今読めば大したことはなく、少年ドラマになりそうな軽い内容。ノスタルジーは物事を実際より大きく見せたりする。もしくは、かつて自分がいた世界の全てがいかに小さかったかということだろう。2020/02/24
hina
3
『本は生活のためにどうしても必要だというものではありません。読まなくても死ぬわけではないし、読んだからといってトクをするわけでもない。読みたい人が自分の判断で自由に読めばいいものです。』2018/07/22
あきら
2
中学生の頃に読んで、ミステリーや赤川次郎にはまった最初の作品。懐かしくて再読してみた。時代のせいか、核シェルターなんて単語も出てきたり。そういえば当時は世紀末って思想が世の中に満載な時代だったなぁ。ちょっとした時間旅行をした気分。2020/08/17
鈴と空
2
赤川さんっぽいなぁ、なんて。わりと淡々と読んじゃった。2009/02/22
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